愚人(おろかびと)の嘆息

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July 31, 2007
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カテゴリ: 嘆息の日々
不幸なのは日本で株主権を振りかざしてきた人の多くは「役者が悪い」ことだ。正論を吐く人はどこか怪しいという感覚が定着してしまった。


ルールに従って行動する限り、ファンドやM&Aに「巧拙」はあっても「是非善悪」はない。役者が悪いからといってシナリオまで退けては角を矯めて牛を殺すことになる。(日本経済新聞31日朝刊)

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しかし、芝居・演劇・映画の類は、「ロールプレイイング」であり、シナリオだけでは成り立たない。シナリオとそれを演じる役者がいてこそ面白みがある、と私は思う。

どんなにワクワクするシナリオだって、大根役者が演じれば、台無しだ。
確かに、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎し」というのは、エキセントリックに過ぎるかも知れないが、その一方で、「仏造って魂入れず」の例えもある。セリフの棒読み、ぎこちない所作など、観る者にとって説得力・納得感のない演技は、退屈だ。
なるほど、ルールに則っていれば、「是非善悪」はないだろう。しかし、それは最低限の前提であり、言わずもがなの話。「巧拙」こそが問題なのだ。

観る者は、上手い芝居を期待している。
劇場の大向こうを唸らせるような名演技は、シナリオだけからは生まれない。






photo by kiwabana5s.gif


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Last updated  July 31, 2007 12:51:51 PM


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