Half Full!~PD~

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~転職準備期間編~


最初の就職から1年半。
とにかく生保では、仕事はともかく、ノリが嫌になり、後先考えず辞めた。
さーって、何の仕事に就こうかな・・・
最初の就職でクレジットカードなんていう便利なものまで作れていたが、毎日のスーツ着用の義務は、お馬鹿な私には、「カードで買え」って感じになっていて、転職する条件には「給料が良いところ」ということが第一条件になっていた。
しかし、そんなに割りの良い仕事は世の中にはないもんだ。
そんな失業から半年ほど経った時期に、毎日家でモジモジ、プラプラしている私にいい加減腹を立てた母と大喧嘩になる。
「出て行け~!!」と勢い任せに言った母。
「出て行くさ~!!」と負けない私。
とりあえず荷物をまとめて家を出てみた。
まずは当時の彼氏の家に2泊程。
次に友人2人の家に2泊ずつ。
昼間は友人も仕事に出てしまい、そこの家族と過ごすのは何だか気が引けてフィットネスや映画で時間を潰した。

他人の家巡りを一週間ほど続けている間に、私は車山高原の住み込みリゾートバイトを決めた。
約1ヶ月半のバイト。落ち着いた雰囲気のペンション。
おじちゃんとおばちゃんと私の3人で部屋は10室だった。

そのペンションの各部屋にはユニットバスが付いていて、そこの掃除が一番面倒だった。

別の部屋の掃除中、おばちゃんが「ちょっと来てみーーー!!」と大声で私を呼んだ。

ユニットバスはそんなに広くない。浴槽と洗面台とトイレ。
なのに!!

浴槽と便器の間の浴槽寄りに・・・

ウンチ発見!ウンチだっ!!ウンコだっ!!ウンチでウンコだ!!

こんな狭い中、目の前に便器があるのになんで????
なんで????
さすがの私もわからなかった。
そこに泊まっていたのは20~22歳位のカップルだった。
前日の夕食後、「コップと爪切り貸して下さい」と言われた。
備え付けのコップもあるのに。そしてコップと爪切りの組み合わせって??
私の妄想の結果は、「変な趣味と変なプレイのカップルだったんだーーー!」ということとなった。

どんな趣味でもいいけど、ウンチは置いていかないでもらいたかったな~(笑)。

●その2● ~リゾートバイトでの痛い話~
リゾートバイトは楽しかった。
おじちゃんにもおばちゃんにも可愛がってもらっていた。

ある日の休憩時間のこと。
マウンテンバイクを貸してもらい、ペンション村の辺りを気分良く飛ばしていた。
特に山の中の坂道を自転車で下るのは、ここ東京と違って気持ちが良い。

ちょっと飛ばしすぎてカーブにさしかかったからブレーキをかけた。

その時!!

自転車が馬になった!
馬のヒヒ~ン!と前足上げて鳴くポーズ。わかりますか?

でも私は転ばなかった。
そのかわりに・・・

やってしまった~!!
痛かったーーー!!

思い切り、サドル前に前後に通っている、マウンテンバイクにあって、ママチャリにはない棒に・・・・
思いっきり、またいでしまった状態。
大事なところを棒に思いっきりぶつけてしまったのだ!!!

でも周りには人がいた。
股間を押さえるわけにも行かず、モジモジと内股で歩きながら帰った。
そして、夜になってもあまりにも痛くて仕方ないから、思い切って見てみることにした。
ちょっとポーズに悩んだが、やっぱり鏡を使うことにした。

ショック!!
もう、股間の広~い範囲が真紫のアザになっていた!

この世のものとは思えない自分のア・ソ・コに、私は思わず遠吠えしたい気分になったのだった。


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