真理探究と歴史探訪

真理探究と歴史探訪

2011年08月19日
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まず、久しぶりに再会した知人の案内で、浅間山の南麓にある浅間神社に参拝した。興味深いことに、その社の祭神は、「オオヤマヅミ」と「イワナガヒメ」の二柱の神で、「コノハナサクヤヒメ」は入っていなかった。

その理由は翌日、浅間山の北麓にある火山博物館にて知ることとなった。その館内に設置された、まるで「オオヤマヅミ」を思わせるような動く人形が語るには、

・・・浅間山と富士山が同時に荒れた時、「オオヤマヅミ」は「イワナガヒメ」を浅間山に、「コノハナサクヤヒメ」を富士山に住まわせた・・・

なるほど・・・となれば、イワナガヒメとコノハナサクヤヒメの姉妹神は、その父神たるオオヤマヅミの采配で、おそらくは「火伏の神」として配置された・・・。

ということは、この姉妹神は共に、「水神」の性質を有していたと解釈することもできよう。


加えて「アサマ」とは、古代アイヌ語で「火を噴く山」を意味するという説があり、古代において浅間山と富士山が同じ時期に噴火していたとすれば、共に「アサマ」と発音されて、現在は浅間山の方は山名として、そして富士山の方は「コノハナサクヤヒメ」を主神として祀る浅間神社として、「浅間」という名称が残ったと推考できる。


しばらくすると、そうか・・・姉神のイワナガヒメが浅間山で、妹神のコノハナサクヤヒメが富士山だとすれば、その姉妹神の親神であるオオヤマヅミを象徴する山があるかもしれない・・・ということで、地図上に双方の山頂を結ぶ線を引いてみたくなった。

その時、たまたま知人が地図を持参していたので、その浅間山と富士山を結ぶ線を想定して、その軸線の中央部にある山に「金峰山」を見出せたのは嬉しかった。




この金峰山については、かつてこのブログでも取り上げたことがあった。(以下のURL)

関連記事・・・​ 2008年5月18日の日記『カイラスへの想い』

さて今日の画像は8月8日の朝、北軽井沢(群馬県)方面から見た「浅間山」を撮影したものだ。

前日までは曇ってなかなか山頂部まで拝めなかったが、上述の「親子関係」が見出せたこともあり、晴れ晴れとした心境で、美しき「イワナガヒメ」を展望することができた。





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最終更新日  2018年05月28日 09時14分21秒


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