真理探究と歴史探訪

真理探究と歴史探訪

2013年04月17日
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その部屋は、和風檜造りの畳部屋で、それまでの洋風のホテルと違って、とても安らかに眠ることができ、自分は日本人であることを改めて実感した。

お蔭で「寒霞渓」を含む「星ヶ城山」の素晴らしさを、時間を忘れて満喫することができた。

翌日の3月24日(日)も、今度は別ルートから小豆島の最高峰「星ヶ城山」に登り、前日同様に風光明媚な大自然を堪能した。


前回の記事は、「星ヶ城山(ほしがじょうやま)」の「東峰(標高817m)」での出来事を主に書いたが、この「春」の旅日記の最終回は、二つの峰からなる星ヶ城山の「西峰(標高805m)」にあった素敵な風情を謳って締め括りにしたいと思う。

そこで「上の画像」は、その「星ヶ城山」の「西峰」に鎮座する、方形の石組みによる垣根が特徴的な神社の佇まいを撮影したものである。

この神社の佇まいは、これまでの知見から海人族系の様式と感じられ、「東峰」に存在した「石の建造物が「男性原理」を象徴するならば、この「西峰」の社殿の佇まいは「女性原理」を象徴する建造物と認識できよう。

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そして「中の画像」は、その「西峰」の神社前の絶壁に突き出した磐座群を撮影したもので、その周囲に生えていた草木が綺麗に伐採された直後に来たらしく、この磐座群の全体像が把握できたのは嬉しかった。

この磐座群の中には、意図的とも思われる岩の組み方や、文字や図形が刻んであるような岩も散見され、また近辺のここかしこにある岩場も見て歩き、とても心が躍動したことを覚えている。



おそらくこの場所一帯は、古より瀬戸内を航行する船を監視する見張台としての役割もあったと思われ、往時を想像すると感慨深い思いが去来するのだった。

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かようにして下山の道すがら、島特産のオリーブの香りも味わいつつ、旅路の最後の訪問地となった「小豆島」を離れて岡山に上陸、後は山陽自動車道を直走って自宅に到着したのは、3月24日(日)の午後11時頃であった。


思い返せば後にも先にも、私にとってこれほど充実した実のある旅は無かったように思う。

その後の4月1日には、まるで満開の桜に導かれるようにして、天空の御者座「カペラ」が地上投影されたと思しき「宇佐神宮」に参拝する機会があり、今回の旅路の御礼参りとさせていただいた次第である。

また後日、今回の「春の旅」に関連して、さらに濃厚な気づきや再確認できたことがあるので、追って記していきたいと考えている。

それでは、これにて《「春」の旅日記》シリーズは終了。この長旅を綴った拙い文章にお付き合いくださり、ありがとうございました。





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最終更新日  2013年04月17日 08時28分42秒


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