真理探究と歴史探訪

真理探究と歴史探訪

2016年11月25日
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鹿嵐山は雄岳(標高 758m)と雌岳(標高 730m)からなる双耳峰で、宇佐市院内と中津市耶馬溪町との境にある。

この双耳峰を展望所より確認した時、前回の日記に掲載した画像の、心に焼きついていた美しい風情が思い出され、下の画像にある展望図から山の名称が「鹿嵐山」だと、そこで初めて確認できたのであった。

そして画像のように、その双耳峰の鞍部に光が当たるという、奇しき風情を映すことができたのである。


実はその「鹿嵐山」という山名を知る少し前に、冒頭画像の陽光が照らす鹿嵐山の鞍部には、宇佐神宮の神宮寺「弥勒寺」の初代別当を務めた「法蓮(ほうれん)」の仮の庵があり、また法蓮和尚は同山で修行し入寂されたとの伝承を知ることに・・・。

・・・などと、想いを巡らせつつ前回日記の画像や本日の冒頭画像を見ていると・・・《 かの宇佐神宮の創建や東大寺の大仏造立に尽力し貢献された「法蓮和尚」は、ここを終の棲家にされたのです 》・・・と、まるで太陽が教えてくれたかのような不思議な感覚になるのであった。



その法蓮和尚に想いを馳せると自ずと思い出されるのが、その法蓮が修行した御山という謂れで命名されたと伝わる「和尚山(かしょうざん/標高 327m )」である。

そこで下の画像は、かつて和尚山に登った時に、山上から遠方に見える由布岳(右側)と鶴見岳(左側)の、その思わず心を奪われてしまう素敵な景色を撮影したものだ。

興味深いことに、この和尚山と上の画像の展望所、そして由布岳と鶴見岳の鞍部は、ほぼ三点一直線の関係にあり、和尚山から見たその軸線の方位は、真南から東に約20°の「シリウス方位」となっている。



おそらく豊前地域における弥勒信仰の一大拠点であった宇佐神宮境内の「弥勒寺(本尊 弥勒如来)」(725年建立)の初代別当「法蓮和尚」は、年毎の冬至の夜には和尚山の山上にて、真南より20°東の方位となる由布岳と鶴見岳の鞍部から昇るシリウスを、弟子たちと真正面から拝していたことであろう。

・・・この素晴らしいロケーションを背景に昇ってくる夜の太陽たる「シリウス」は、さぞかし光り輝いて神々しく見えたに違いあるまい・・・





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最終更新日  2016年11月25日 14時15分23秒


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