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隆盛の帝王
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May 14, 2012
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- スポーツ報知より抜粋（2012年5月14日08時00分）
◆オリックス１―４楽天（１３日・京セラドーム大阪） 楽天が今季初の５連勝を飾り、昨年５月５日以来の貯金を作った。３点リードの９回を青山が締め、５日連続セーブ。故障離脱中の守護神ラズナーに代わる急造ストッパーが、チームに勢いを与え、３位ソフトバンクに０・５差に迫った。
表情ひとつ変えない端正な顔に、自信がみなぎっていた。１２日まで４日連続で１点リードの最終回を締めていた青山が、４―１の９回に登板。初球、普段投げないカーブで入るなど、相手を見下ろした投球で３人で切った。「点差があったんで、大胆に攻められました」。球団初の５日連続セーブで今季初の５連勝の立役者となった男は、涼しげに笑った。
引きつった顔からのスタートだった。守護神のラズナーが左股関節を痛めて２日に離脱して以降、初めてセーブ機会で登板した９日の西武戦（Ｋスタ）。１―０の９回に登場すると２安打され、最後はヘルマンへの右翼への大飛球を牧田がフェンスにぶつかりながらスーパーキャッチ。「あれがなければ負けてた。抑えは考えなおさなアカン」と星野監督が嘆くほどの冷や汗ものの今季初セーブだった。
だが、ひるまなかった。普段は物静かだが、春季キャンプから指揮官が「守護神はラズナー」と公言する中「自分が抑えをするつもりでやっている」と言い続けた強気の持ち主。翌１０日からも１点リードの最終回の登板が続いたが開き直った。
そして別人になった。日を重ねるごとに制球力と球のキレが増し、１２日は味方の失策などで２死三塁と一打同点のピンチを背負ったが、最後は後藤をフルカウントからボールになるスライダーで空振り三振に仕留めていた。好調の要因を「高いモチベーションでやれているからですかね」とサラリ。現役時代に抑えの経験がある闘将も「１点差に慣れるやつなんかおらん。いい表情になってきた」と脱帽せざるをえなかった。
今季初めて貯金生活に転じた。「１点差の試合に競り勝っていると、チームに地力がついてくる」と指揮官もナインの成長を肌で感じている。「なかなか勢いに乗らないチーム」というのが悩みだったが、接戦を守り勝ってきた勢いは本物。上昇カーブを描きながら、１６日からの交流戦に突入する。
◆オリックス１―４楽天（１３日・京セラドーム大阪） 楽天が今季初の５連勝を飾り、昨年５月５日以来の貯金を作った。３点リードの９回を青山が締め、５日連続セーブ。故障離脱中の守護神ラズナーに代わる急造ストッパーが、チームに勢いを与え、３位ソフトバンクに０・５差に迫った。
表情ひとつ変えない端正な顔に、自信がみなぎっていた。１２日まで４日連続で１点リードの最終回を締めていた青山が、４―１の９回に登板。初球、普段投げないカーブで入るなど、相手を見下ろした投球で３人で切った。「点差があったんで、大胆に攻められました」。球団初の５日連続セーブで今季初の５連勝の立役者となった男は、涼しげに笑った。
引きつった顔からのスタートだった。守護神のラズナーが左股関節を痛めて２日に離脱して以降、初めてセーブ機会で登板した９日の西武戦（Ｋスタ）。１―０の９回に登場すると２安打され、最後はヘルマンへの右翼への大飛球を牧田がフェンスにぶつかりながらスーパーキャッチ。「あれがなければ負けてた。抑えは考えなおさなアカン」と星野監督が嘆くほどの冷や汗ものの今季初セーブだった。
だが、ひるまなかった。普段は物静かだが、春季キャンプから指揮官が「守護神はラズナー」と公言する中「自分が抑えをするつもりでやっている」と言い続けた強気の持ち主。翌１０日からも１点リードの最終回の登板が続いたが開き直った。
そして別人になった。日を重ねるごとに制球力と球のキレが増し、１２日は味方の失策などで２死三塁と一打同点のピンチを背負ったが、最後は後藤をフルカウントからボールになるスライダーで空振り三振に仕留めていた。好調の要因を「高いモチベーションでやれているからですかね」とサラリ。現役時代に抑えの経験がある闘将も「１点差に慣れるやつなんかおらん。いい表情になってきた」と脱帽せざるをえなかった。
今季初めて貯金生活に転じた。「１点差の試合に競り勝っていると、チームに地力がついてくる」と指揮官もナインの成長を肌で感じている。「なかなか勢いに乗らないチーム」というのが悩みだったが、接戦を守り勝ってきた勢いは本物。上昇カーブを描きながら、１６日からの交流戦に突入する。
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