Divertimento

弘前市で発生した大規模なクラスターを巡る保健所の初期対応の検証結果です。 　県は当時の対応が「最善の選択ではなかった」としています。   　弘前保健所の初期対応の検証結果はきょう県が明らかにしました。  ★県健康福祉部　嶋谷嘉英　次長 「こうしておけば良かった　こういうことに気をつける余地があったのではないか　これは改善できるところとしての話ですので事後になって振り返ってみるともっと早くできたのではないかという話です」  　ことし１０月弘前市の接待を伴う飲食店で発生したクラスターは関連を含めると感染者は１９１人まで広がりました。 　保健所の初期対応の遅れが県議会などで指摘され県が検証を行ってきました。 　検証結果によりますとクラスターの発生が判明する前、飲食店の関係者が保健所に複数回にわたって相談していたことが確認されました。 　相談は「風邪などの症状がある関係者が複数いる」という内容でした。 　保健所は症状がある人に感染者との接触や感染拡大地域への移動などが確認されなかったため県の基準に照らして専用の外来を紹介しませんでした。 　県は人の移動の活発化や接待を伴う店の業態などを踏まえ専用の外来に紹介する余地はあったと結論づけました。  ★県感染症対策コーディネーター　大西基喜　医師 「感染者をある程度減らす可能性はたらればとしてはあったと思います」  　県は検証結果を県全体で共有し今後、柔軟な判断ができるよう取り組むとしています。