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昨日の日記の続きです。( 2009年12月10日 )
『しっかり』は、分かるんだけど
『ゆったり』は、手を抜くみたいでと思っていたら
実は、『しっかり』も『ゆったり』もちっとも分かっていないことが分かりました。
「常にゆったりすることが大切なんだけど
人って、何かしようとすると しっかりしようとしてしまうんだよな。
しっかりというけど しっかりって、なんなんやろね。
物事をするには 自分のイメージしたことを
人は、形にしていくわけでしょう。
そのイメージが細部にわたるまで きっちりと描けていたら
その通りやったら いいだけのことなんだよな
それをどう描くか 最初から終わりまで。
することは、その精度を上げることなんだ。 だから、しっかりすることではないんだよ。」
昨日の話に続いて
奥野先生がそんな風に話してくれました。
「しっかりしようとか
頑張ってしようというときには
頭のなかでそれが
描けていないということですか。」
と聞いてみると肩に手を置いて大きくうなずきながら
「ははは。それそれ」
と笑っていました。
「『何かするときに
頭のなかで組み立てて描いてから
物事はしないとうまくいかん。』
と言っていたのは、これですよね。」
「そう。
簡単なことって。あるよな。
そんな描くまでもないようなこと。
でも実は、人は、 なんでも描いているんだ。
冷蔵庫に物を取りに行くという行動すら 何も考えないで、冷蔵庫の前に立たないんだ。
そこに、行こうとするからね。 ほんと、一瞬、頭のなかで考えているんだ。
今日どこ行こう、なに食べようって。 人って、ふっと描いてしまうものなんだ。
難しければ、難しいほど したことがないことがないことでも
その精度がよかったら、そのまましたらいい。
そして、精度を上げるのは、 ゆとり、元気、エネルギー量なんだ。
そこで、ややこしいのは うまくいっていないときに限って
『しっかりしよう、頑張ろう』と 思ってしまうことなんだよね。
何をしっかりしようとしているのか 何を頑張ろうとしているのか
ちゃんと、頭でイメージできているか ということなんだよ。」
そんな風に話してくれました。
イメージすること( 2009年10月29日
)
頭のなかで『組み立てる』こと( 2009年02月19日
)
完成図を描くこと( 2009年09月02日
)
どれも、一度ならず聞いた話なんですが
それが、『しっかりとゆったり』とやっと、つながった感じがします。