怪獣亭非日常

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2006.09.15

バキシムは強いのか？ウルトラマンA第３話「燃えろ！超獣地獄」

(2)

テーマ：特撮について喋ろう♪(5368)

カテゴリ：ウルトラマンの日々

ウルトラマンメビウスでの復活超獣はバキシム、ドラゴリー、ベロクロンの三体。

それではバキシムの登場するウルトラマンAの第３話について検証してみましょう。
・・あくまでも怪獣亭ティストでありますが・・。

南夕子がパトロールに村の吊り橋にいる少年に手をふるが 空が真っ赤になりガラスのように割れて 超獣バキシムが出現・・。
夕子のいうことは信用されず謹慎。北斗も 飲酒飛行運転 で警察につかまり謹慎
しかし・・謹慎TACの面目躍如今回は主人公W謹慎です。いや・・他の作品では見られません・・。

超獣を信じない老夫婦
橋で姿を消した少年の祖父母は超獣の話を北斗がすると
「面白い・・超獣がでたんだと。 ハハハハハ 」と笑い出す。
少年は戻り、老人は北斗に無理やり酒を飲ませ
村を出たら地獄、といい歌を歌いだす
「 ひとつ山　越しゃ　生き地獄　生きて帰れる家もなし・・ 」
な・・なんて暗い歌なんだ・・・。
しかし・・少年はヤプール人のバキシムが変身したものだった・・。
バキシム少年は村の人々を皆殺しにして火を放つ・・。

信じてもらえない夕子
そんなバカなことがあるか ！」「バカモン寝ぼけてるのか」
男も女も関係なしです。とにかく粘着質な怒り方で最後は権威主義、「隊長はお冠だ」ですか・・。
この後北斗も怒られてましたね・・・ああもう、「 自分以外は全部バカ 」なんでしょうね山中隊員にとっては・・てゆうか最先端？
「 大体、空が割れるなんて・・

美川のり子・・美人には秘密がある・・。
一方今回株をグンとあげたのが美川隊員。
謹慎中の北斗が夕子に連絡
「北斗隊員・・あなた達二人は謹慎中のはずです」
「でも、どうしても・・
「・・だったら ちょっとだけね ・・」
「ありがとう美川隊員！」
美川隊員のこの柔軟で優しいところを見よ。犬と呼んでください（違う）

さらには・・バキシムが隊員のいない基地に出現した際の指揮能力と状況判断力！
「 私の責任であなたの謹慎を解きます ！」おー！
「（時限スィッチが故障したという梶に）・・ これは私の作った時限スィッチです 」えー！！
美川のり子さん、あなたは一体・・・。第１話でそのプロフィールが紹介されなかったのは・・実はTACの総監とか・・。

バキシムの実力は・・・
「ふふふ、ヤプール人だ。 私の名はバキシム 。谷間に現れた超獣とは私のことだ・・」
口から光線というか小型のミサイルみたいので老夫婦を惨殺するシロウ少年・・。
「ありがとう、 子どもの心が純粋だと思うのは人間だけだ・・ 」
今回の話はこの辺り名作「悪魔と天使の間に・・・」と似た重いテーマなのですが過疎の村の老人とか南夕子への疑念とかの余計な話が前に出すぎてそこが見事にぼやけています。
エースで一番の人気超獣バキシムの登場回は残念ながら失敗作という他ない内容だったのはちょっとしたショックでした・・。
バキシムは本作では ヤプール人が変身したもの 、いってみればミラーマンのインベーダーが変身した怪獣と同質のものとして描かれています
超獣に知性はあるのか、と問われれば後の作品を見る限り、 知性あるものも確実にいる が全てにあるとは言い切れないが結論です。今回のバキシムのようにヤプール人が変身したものは稀少ではないかと。

さて絶大な人気を誇る美しい超獣バキシムなのですがその実力はどうだったのでしょう・・・。
鼻先からのミサイル、手から火炎を放射、角をミサイルのように飛ばすなどの攻撃・・・角ミサイルは突飛ですが武器のバリエーションは地味で乏しいですね・・・。
火炎がウルトラネオバリアで防がれ 悔しがる バキシム。ミサイルのように発射した角をスラッシュ光線で破壊された後、ウルトラスラッシュで首チョンパ。
ゴロリと転がる首。 腕を痙攣させながら バキシムは絶命します。
意外にも・・・バキシムはエースを苦戦させることなく常に優位を保たれたままあっさりと倒されています・・。
強豪という印象が脆くも崩れてしまいました・・・。何か寂しい・・。

しかし・・・それでも・・・ バキシムは美しい 。・・それでいいんじゃないでしょうか・・。

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