おサルも皇居で走り始めて17年ほどになります。
1周5キロで、1キロ表示もあって、信号で止まらなくて済むので皇居で練習するのは非常に大好きです。
最近はランナー初心者の会社の後輩と週1回のんびりジョグで楽しんでいます。
それにしても平日夜の皇居を走るランナーの多さには驚かされます。まるで自分が何かの大会の中を走っているかという錯覚に陥ります。
キロ7分以上ののんびり派、20人からの大集団、5キロ17分台くらいのハイスピード派と、走る人の種類もさまざまです。そんな中で「どいてください!!」などと叫んでタイムトライアルをするランナーを見ていると「あぶないなあ~」と思っていたら、 とうとう、ランナーに対して歩行者に注意しマナーを守るようにとの看板が出されたようです(日本経済新聞でも紹介されかなり有名な話となっています)。
走るのが嫌いな人で皇居ランナーが多いことを心よく思っていない人は、ここぞとばかり快哉をあげていることでしょう。
皇居の周回歩道は決してランナー専用道路ではないんですよ。だから「どいてください」なんて他人に言える権利はだれにもないんです。
歩行者にぶつかりそうになったり、ゆっくり走っている人をないがしろにするような人は態度を改めてほしいと思います。当然自分も自戒しなくてはならないですが。
高速でタイムトライアルをしたいのであれば、皇居でも土日早朝は空いているから可能です。会社帰りにしたければ代々木の織田フィールドに行けばいいんです。国立競技場のトレセンの会員になれば国立のトラックでも練習できますよ。
市民ランニングは趣味の世界です。限られた範囲内で安全に出来ることを選択するべきです。走りに熱くなって自分が五輪選手と錯覚して混雑した皇居で暴走するなんて大人のすることじゃありません。ランナー失格です。
ランニングファンの1人として今のランニングブームは盛り上がっていってほしいと思っています。だからこそ、 その象徴ともいえる「皇居ラン」はランナー各自が大人の行動をして安全に楽しく走ってほしいものです 。
おまけの話で実際に大会であったことを話します。
その昔ある小規模なマラソン大会が周回道路のある公園で開催されました。参加者のほとんどがのんびり派なので要所に係員が配置されるだけで、ランナー各自が一般の公園利用者に迷惑をかけないように走っていました。
公園の歩道なので犬の散歩をしている人もいます。そのワンちゃんがあるランナーの行く手をふさいでしまいました。熱くなっていたランナーは飼い主に「気をつけろ!!」と言い放ったそうです。当然飼い主も激怒。大会主催者に猛烈に抗議し、主催者は平あやまりだったそうです。
レース中熱くなることはよくあることです。ただ、 そのランナーが悪い人とかいうのではなく、「その公園の歩道を借りて遊ばせて(走らせて)もらっている」という謙虚な気持ちが欠けていたのではないかと思います。
皇居ランも同じではないでしょうか。 ランナーは皇居周回歩道で走らせてもらっている存在に過ぎないのです。 傍若無人な態度はとれないはずです。
おまけのおまけ。皇居は街灯があって明るく思われがちですが、意外と暗いです。だから上下黒のウェアを着ているとすぐ近くまで来ないと分からないことがあります。反射板をつけるのが一番いいのですが、黄色または白を上着だけでも着ればずっと安全性が高まると思います。
みんなで安全に楽しく、いつまでも皇居で走られるようにしたいものです![]()
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