日曜のお散歩で/日記のようなもの（257） | ある日ぼくがいた場所

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モバマス日記

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2005.03.27

いつものようにちょっと離れたモスまでぶらぶら。
歩きながらデジカメでスケッチ。
芽吹き間近の木々。
緑色が覗く桜の蕾。
公園に行き交う人々。

そこで本を読んだり書き物したり。

それから近くのセブンイレブンで目に付いたのが、雑誌Numberの25周年傑作写真集。

巻頭にはイチローがストレッチする写真。
顔が写っていなくともその屈伸する姿だけで、

と判ることもすごいのだけれど、
その写真に付けられたMizunoの広告のコピーが良かった。

『情熱は、
　誰もが持てる、
　最高の才能だと思う。』

誰もがイチローになれるわけではない。
そんな現実の壁の前に立ちはだかって、
無謀だと笑われながらも壁をよじのぼるには
そうしたいという気持ちが無ければ何も始まらない。
何も続かない。

その写真の隣のページには、『一枚の写真が伝える物語。』という一文が掲載されていた。
あるスポーツカメラマンにインタビューした時の言葉が書かれていた。

『劇的なことが起こるのはむしろ少ないし、
　起きたとしても自分のいる場所によってどうしようもないこともある。
　ただ、
　ここでシュートを放つ、
　ここでバットを振ると思い込まないと
　間違いなく撮れない』

『情熱』って自分を信じることだと思う。
できるかどうかなんてわからない。

そう思い続けて信じる方向に突き進む力。
子供じみた危うさを秘めた傾斜。
大人になって歳を重ねるほどに冷や水を浴びせられる妄信。

内は熱く外は冷ややかに。
楽天という限られた井戸の中でさえ

まだ自分は書き続けていこうと思う。

書きたいと思うことがあるから。

上手にとか綺麗にとか面白くとか
それは確かに大切なことかも知れなくとも
書きたいことを書きたいように書くこと以上に大切なことは無い。

そんな風に
私は走り続けていこうと思う。
時には歩き
時には立ち止まりながら。

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