田中およよNo2の「なんだかなー」日記

田中およよNo2の「なんだかなー」日記

PR

プロフィール

田中およよNo2

田中およよNo2

カテゴリ

コメント新着

ミリオン@ Re:酒の四連荘(06/25) こんばんは。 勉強頑張っていますね。応援…
ミリオン@ Re:真面目に欧州選手権(06/24) こんにちは。 イタリアは素敵ですね。行く…
ミリオン@ Re:旅がしたいっ!(06/23) こんばんは。 飲み会がありましたね。応援…
ミリオン@ Re:映画の見方(06/22) こんばんは。 映画は面白いですね。見るの…
2004年05月03日
XML
カテゴリ: 超硬派
昨日、NHKを見ていて胸が熱くなってしまった。

柔道 アテネへの激闘~3強かく戦えり~※注1

世界王者三人から、二人の代表を選ぶ熾烈を極めた戦いだった。

敗れた棟田選手にインタビューアーが聞いた。
「やり直せますか」
棟田選手は何の躊躇もなく、即座に答えた。
「やり直せるかではなくて、やり直します」

その言葉にこめられた勝負の厳しさと同時に、一種のすがすがしさに、私はじ~んと胸が熱くなってしまった。

そもそも、この三人が二つの枠を争わないといけないのは、世界柔道ではある無差別級がオリンピックにないから、というのが通説である。

ただ、それは原因の一つに過ぎない。

早い話が三人とも『強い』のだ。

だからこそ、日本柔道連盟は選考大会を体重別と、全日本選手権にするという、異例の措置を取らざる得なかった。

大袈裟に言えば、井上選手、鈴木選手、棟田選手の争いは『宿命』じみている。

井上選手が1998年に10代で全日本選手権のファイナリストとなった翌年、1999年棟田選手も全日本選手権のファイナリストとなり、2003年の選抜体重別選手権100kg級では鈴木選手が無敵だった井上選手を破った。

各々、別の時代だったらそれぞれがオリンピック代表なのに、という話。

だけども、勝負はキッパリとしている。
まず、選抜体重別で栄冠を確実にしたのは井上選手だった。
100kg級で鈴木選手は井上選手の兄に見事なまでに宙を回され、100kg超級では棟田選手は優勝できなかった。

井上選手が枠を一つとった。
残る一つを争う、棟田選手と鈴木選手。

全日本選手権は棟田選手、井上選手を連破した鈴木選手が優勝した。

100kg級に井上選手、そして100kg超級には鈴木選手が選ばれた。

準決勝で敗れた、棟田選手は涙を流していた。
私はそれを見て、あー可愛そうに、この選手はダメになっちゃうんじゃないかな、って素人目に感じた。

4年は選手にとって長い。
例えば、モスクワ五輪代表で、ロス五輪に出場できた男子柔道の選手は山下選手だけだ。
さらに、4年選手生活を続けられたとしても、棟田選手には常に井上選手と鈴木選手がついて回る。
国内に世界選手権優勝よりも高い壁がある。

私だったらやってられない。
さっさと、私ならプロレスにでも転向したくなるだろう。
※注2

だけど、棟田選手は冒頭の台詞を語った。
そこに、負けたことへの謙虚さと同時に、勝利へのあくなき執念が見えた。

己の足りなさを見つめつつ、前向きな姿勢。

最近流行りの、軽いプラス思考なんかではない。
マイナスを含んだ上での力強く、現実的な言葉だった。
これからの棟田選手に期待したい。
いつか、大きくもやわらかい体で、世界最強の選手達を背負って欲しいものだ。

同時に、アテネに行く井上選手と鈴木選手にはメダル三つ分の活躍を期待したい。

※注1
ホームページの規約によると、NHKさんがトップページ以外のリンクを通常では許可されていません。
ですから、トップページのリンクになりました。
NHKさんのサイトの検索機能を使えば、概略のページまでたどり着けます。

※注2
別にプロレス転向を悪く言ってるわけじゃありません。
小川選手は随分、面白くなりました。
え、本題からずれてる?
まぁまぁ。
(^ー^;)

※追記
適当なテーマが挙がってなかったから、新規で投稿しちゃいました。
きっと、あなたが注目している選手がいるはず。
その選手のよさをどんどん、伝えていきましょう!!





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2004年05月04日 01時01分41秒
コメント(7) | コメントを書く
[超硬派] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: