田中およよNo2の「なんだかなー」日記

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2005年04月08日
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カテゴリ: ほどよく
過ぎ去ってしまうがゆえに、とても、貴重な季節が人生にはある。

例えば、13歳。
13歳であるが故に持つ輝きというものがある。

そして、13歳には13歳にふさわしい装いがある。

先日、TVをぼぉっつと眺めていた。
CM大賞という番組が流れていた。
司会の明石家さんまさんの隣に 夏帆さん が座っていた。

夏帆さんは現在、13歳である。
にもかかわらず、CMのキャリアはけっこうある。
だから、CM大賞に出演しているのだけど。
中でも三井のリハウスのCMなどが有名である。

その夏帆さんは黒いブラウスにショートネクタイを絡めた衣装だった。
誰でもわかるバーバリーチェックだった。
とてもそのチェックが黒を背景に映えていた。

とてもかわいらしかった。
大人というには幼いし、子供というには洗練されている。
乙女というのはこっぱずかしい。
そんな、雰囲気。

夏帆さんを眺めて、僕はあらためて思った。
バーバリー が一番似合うのは、背伸びをしている少女だと思う。

だから、ちょっと、オシャレでもしてみようかな。
特にあのチェックが前面にでているのは目立つものは、そうだ。

もちろん、バーバリーは幅の広いブランドだから、シックな女性にも似合う。
だけども、そこには一種のさりげなさが求められる。
つまりは、例えば黒のジャケットで襟首の裏地だけがチェックだったりするような感覚。
大人になってバーバリー丸出しの服や鞄を身につけている人は、どうかと思ってしまう。
ピントのぼけた若作りといった印象を、勝手ながら受けてしまう。

きっと、コアな部分でのバーバリーとは、おきゃん若さが伝統として染み付いたブランドなのだろう。
そういえば、ポスターもどこかクラッシックでありながら、ドギツイイメージをしみこませていたりする。
だけども、日本の女性に向けては、思春期にまっさきに買いたいものにあげられるのではないだろうか。
冬になるとどこからともなくあらわれるマフラーがイメージを確固たるものにしている。

一方で二番目にバーバリーが似合うのは中年男性であろう。
ちょうど、仕事から家庭やコミュニティに男性が主軸を移す落ち着いた年齢である。
諸外国ではむしろ、この紳士の高級ブランドのイメージのほうが強いかもしれない。
杖をつき、葉巻をくゆらせる。
アメリカのエグゼブティブというより、イギリスのカントリージェントルマン。
そのような雰囲気だ。

また、このへんにくるとバーバリーで既成のなにかを買うというのは、むしろ野暮かもしれない。
バーバリーの生地でなじみのテーラーに作ってもらう。
しっかりとした生地に職人の技。
できあがったもので派手ではないが、見ればみるほど味があるしっかりした紳士服になるだろう。
お金を見せびらかさなくてすむ、男性のお金持ちにバーバリーはとても似合う。

女性には若く、男性には落ち着いたイメージである。
相反するイメージをもっていて面白い。

さて、話を13歳の少女に戻そう。
夏帆さんの顔立ちはちょっと、不思議だ。
派手さと謙虚さが同居している。
瞳は大きいのだけど、めじりは控えな印象があり、耳は特徴がある大きさだけど、しなやかな長い髪にいつも隠れている。

その両面性が、あの季節特有の不安と自信の危うい共存を際立たせている。
だからこそ、あの時分、僕たちは背伸びをしようとするのだ。

バーバリーの伝統が持つ、強くその背伸びを支えてくれる。
しかも、とても品がいい。

いわば、成長する人生の迷いの入り口にたっている女性にバーバリーはとても、よく似合う。
だから、夏帆さんにバーバリーはたまらなく、ふさわしい。

そして、僕はバーバリーの似合う人をみると、なんだか危うかった頃を少しだけ思い出すのだ。
そんなことを考えていると、ずれた若作りでもいいからバーバリーを購入したくなってきてしまった。
でも、みょーにオッサンくさくなるのが、オチである。
なにしろ、僕は知らぬ間に背が伸びていたのだ。
背伸びをする、それ自体を失ってしまったのだ。

将来、結婚して、娘が夏帆さんくらいの年齢になったら今度は別のイメージのバーバリーが似合うようになるのかもしれない。
その時は娘とおそろいで揃えて、中学か高校、すこし遅めではあるが大学の入学式に出席できたら、なんだか、とてもしゃれている。

そうだ。
きっと、バーバリーは人生の静かだけど、大きな変わり目を凛と引き立ててくれる、そんなブランドなのだろう。

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最終更新日  2005年04月09日 00時17分38秒
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