田中およよNo2の「なんだかなー」日記

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2005年12月06日
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テーマ: お勧めの本(7415)
カテゴリ: 硬派
生涯で 「燃える平原」 「ペドロ・パラモ」 しか残さなかった作家、ファン・ルルフォ。

「燃える平原」のように結実したものよりも、円熟し、より仕掛けの多くなった「ペドロ・パラモ」

短いフラグメンツが羅列されている「だけ」なのだけど、そのシンプルな「だけ」に巧妙な技巧が隠されている作品。

いわば一般的なモノローグに対して、ダイヤローグを多用した「響き」の文学の最高峰といえよう。

日本の作家ではなかなかなかい「漠寥」が漂っています。

※もっと、「なんだかなー」なら『 目次・◎ものがたり(映画、音楽、文学、本) 』まで





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最終更新日  2005年12月31日 19時11分48秒
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