PR
田中およよNo2
「なんだかなー」の気分の時にふらっとよっていける、人生の雑貨屋ページです。ちょっといいんじゃないの、なんだかこれ面白い、こんな考えやものがあってもいいんじゃないか、ってものを並べていきます。
コメント新着
2007年03月15日
テーマ： 小説書きさん！！(608)
カテゴリ： ほどよく
あのね、いま、こんな出だしで小説を書こうとしてるんだ。
まだまだ、出来てない部分もあるから、急がないといけないんだ。
んじゃ、さわりだけ掲載。
題は迷ってるんだな。
うん。
んじゃ、はじまり。
…
お気に入りのお店って、自分の部屋より落ち着いたりするよね。
ちょっと前にはね、小林さんのお店が一番、落ち着いてた時期もある。
出勤前に大き目の無印に寄ったりするんだ。お菓子とかちょこちょこ買ったもするけどね。袋を持っててもコンビニよりも、お客さんの夢を壊さないような気もするしね。なんで、無印ってあんなにおいしそうに見えるんだろうね。
それで、時間があまるとね、座っちゃう。
ソファって名前だけど、大きな座布団だよね。フカフカでまんまるで深くってね、座って体重をかけると肩まで埋まっちゃう。長いこといると悪いかなっておもうけど、人が少ないと、安心できる。ちょこちょこって人が増えたり、こっちをみられたりすると、そりゃ、立ち上がるよ。恥ずかしいもん。
でもね、本当に気持ちいいんだよね。
体を強く倒してね、首筋がつかるくらいまで沈むとね、窓から空がみえるんだ。晴れてたりすると、白い雲がね、ほっこり浮いていたりするんだ。
窓があって、空があって、雲だってある。あたりまえだよね。
ほらさ、雲って泡でできてるんだよね。
違うの？
まあ、そういうことにしとこうよ。
でね、泡がずっと浮いてるとさ、青い空がね、雲に嫉妬しちゃうんだ。僕だけが青いなんて不公平だなんてね。
そしたら、泡の心が暗くなってきてね、だんだんと黒くなっちゃうんだ。そしたらさ、雲はね、自分がいやになって、もういいって割れちゃうの。
だからね、時々、わたしたちって傘をささなきゃいけないんだ。割れた泡の破片が落ちてきてね、屋根とか、道路とか、溝とかに落っこちるから。
それが雨。
そんなわけないけどね。
でもね、もし、そんな風に雨粒が降ってるんだとしたら、考えるだけでも素敵じゃない。なんだか、ほんわかする。
リサにその話をしたんだ。
ロッカールームで胸の開いたワンピースとか、チャイナドレスとか、そんな仕事の洋服に着替えている最中だったな。
「そんなに、面白いかなぁ」わたしはリサに聞き返す。
「面白いよ。あんたってさあ。そんなこと考えもしないよ。雨が降ってきたら、だるいなあとか、まず、ソレ思うよ。次にさ、お客さん来てくれるかって考えるよ、わたしなら」
「リサさんも、お客さんの心配するんですね。あんなにいっぱいいるのに」
「いろんな客、いるからね。ほらさ、はじめてとか、ボーナスのイチゲンさんとかって無理するじゃない。昔っから、そういう客、わたし嫌いなののよね」
「どのお客さんでも疲れません」
「あのね、前も言ったけどね、サービスしなくても来てくれるお客さん、そろそろサトミも捕まえないといけないよ」
薄い口紅を塗り終わったリサがね、なじませるためにしっかりと唇を閉じる横顔って魅力的だ。顎の影がひきしまって、細くなるんだ。
鏡を眺めたまま、リサは私にいろいろと教えてくれる。
「じゃあ、今日もがんばろうね」
そういって、リサは部屋に急ぐんだ。ドレスの肩紐とかを気にしてさ。
わたしはね、ロッカーの入り口近くにあるソファに座って、チョット時間を置いて部屋に行くようにしてるんだ。真っ赤なソファでね、かどっこが破れたりしている。昔はお客さんの待合室で使ってたんだろうなって。
なんかのスイッチを探すみたいにね、わたしは耳をつねったり、顔を覆ったりする。仕事モードをONにするのにね。洋服を着替えてるころから徐々にスイッチは入ってるんだけど、コレって決定打が欲しい瞬間ってあったりするしね。
煙草があったら便利だろうなとは思う。そんな同僚もいる。でも、私はね、吸わない。においをね、嫌うお客さん、多いしね。
最近はほほをちょっとつねって、わたしは部屋に仕事に行くようにしている。
窓もなくって、湿気がいっぱいだから、いつ雨がふりそうかも感じさえしない部屋。
仕事で部屋があるからさ、そこで着替えてもいいかもしれない。
でもね、うちのお店では着替えるのだけは部屋持ちでも、一緒のロッカーで着替える。理由はね、私服で部屋までいくときにお客にすれちがったりするといけないからって。
だからね、着替えたら、私服も部屋に持っていくんだ。それでね、小さな棚に押し込んで、鍵をかけるの。
ロッカーでなくなったりしたら、なんか、感じわるいじゃない？
…ここで、第一段落終り。
これ、今月末までに書けるかな…
じゃなくて、書くぞ！！
※もっと、「なんだかなー」なら『 目次・◎こんなん書いてました。
まだまだ、出来てない部分もあるから、急がないといけないんだ。
んじゃ、さわりだけ掲載。
題は迷ってるんだな。
うん。
んじゃ、はじまり。
…
お気に入りのお店って、自分の部屋より落ち着いたりするよね。
ちょっと前にはね、小林さんのお店が一番、落ち着いてた時期もある。
出勤前に大き目の無印に寄ったりするんだ。お菓子とかちょこちょこ買ったもするけどね。袋を持っててもコンビニよりも、お客さんの夢を壊さないような気もするしね。なんで、無印ってあんなにおいしそうに見えるんだろうね。
それで、時間があまるとね、座っちゃう。
ソファって名前だけど、大きな座布団だよね。フカフカでまんまるで深くってね、座って体重をかけると肩まで埋まっちゃう。長いこといると悪いかなっておもうけど、人が少ないと、安心できる。ちょこちょこって人が増えたり、こっちをみられたりすると、そりゃ、立ち上がるよ。恥ずかしいもん。
でもね、本当に気持ちいいんだよね。
体を強く倒してね、首筋がつかるくらいまで沈むとね、窓から空がみえるんだ。晴れてたりすると、白い雲がね、ほっこり浮いていたりするんだ。
窓があって、空があって、雲だってある。あたりまえだよね。
ほらさ、雲って泡でできてるんだよね。
違うの？
まあ、そういうことにしとこうよ。
でね、泡がずっと浮いてるとさ、青い空がね、雲に嫉妬しちゃうんだ。僕だけが青いなんて不公平だなんてね。
そしたら、泡の心が暗くなってきてね、だんだんと黒くなっちゃうんだ。そしたらさ、雲はね、自分がいやになって、もういいって割れちゃうの。
だからね、時々、わたしたちって傘をささなきゃいけないんだ。割れた泡の破片が落ちてきてね、屋根とか、道路とか、溝とかに落っこちるから。
それが雨。
そんなわけないけどね。
でもね、もし、そんな風に雨粒が降ってるんだとしたら、考えるだけでも素敵じゃない。なんだか、ほんわかする。
リサにその話をしたんだ。
ロッカールームで胸の開いたワンピースとか、チャイナドレスとか、そんな仕事の洋服に着替えている最中だったな。
「そんなに、面白いかなぁ」わたしはリサに聞き返す。
「面白いよ。あんたってさあ。そんなこと考えもしないよ。雨が降ってきたら、だるいなあとか、まず、ソレ思うよ。次にさ、お客さん来てくれるかって考えるよ、わたしなら」
「リサさんも、お客さんの心配するんですね。あんなにいっぱいいるのに」
「いろんな客、いるからね。ほらさ、はじめてとか、ボーナスのイチゲンさんとかって無理するじゃない。昔っから、そういう客、わたし嫌いなののよね」
「どのお客さんでも疲れません」
「あのね、前も言ったけどね、サービスしなくても来てくれるお客さん、そろそろサトミも捕まえないといけないよ」
薄い口紅を塗り終わったリサがね、なじませるためにしっかりと唇を閉じる横顔って魅力的だ。顎の影がひきしまって、細くなるんだ。
鏡を眺めたまま、リサは私にいろいろと教えてくれる。
「じゃあ、今日もがんばろうね」
そういって、リサは部屋に急ぐんだ。ドレスの肩紐とかを気にしてさ。
わたしはね、ロッカーの入り口近くにあるソファに座って、チョット時間を置いて部屋に行くようにしてるんだ。真っ赤なソファでね、かどっこが破れたりしている。昔はお客さんの待合室で使ってたんだろうなって。
なんかのスイッチを探すみたいにね、わたしは耳をつねったり、顔を覆ったりする。仕事モードをONにするのにね。洋服を着替えてるころから徐々にスイッチは入ってるんだけど、コレって決定打が欲しい瞬間ってあったりするしね。
煙草があったら便利だろうなとは思う。そんな同僚もいる。でも、私はね、吸わない。においをね、嫌うお客さん、多いしね。
最近はほほをちょっとつねって、わたしは部屋に仕事に行くようにしている。
窓もなくって、湿気がいっぱいだから、いつ雨がふりそうかも感じさえしない部屋。
仕事で部屋があるからさ、そこで着替えてもいいかもしれない。
でもね、うちのお店では着替えるのだけは部屋持ちでも、一緒のロッカーで着替える。理由はね、私服で部屋までいくときにお客にすれちがったりするといけないからって。
だからね、着替えたら、私服も部屋に持っていくんだ。それでね、小さな棚に押し込んで、鍵をかけるの。
ロッカーでなくなったりしたら、なんか、感じわるいじゃない？
…ここで、第一段落終り。
これ、今月末までに書けるかな…
じゃなくて、書くぞ！！
※もっと、「なんだかなー」なら『 目次・◎こんなん書いてました。
お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
[ほどよく] カテゴリの最新記事
-
Blog/SNS のご案内 2018年01月04日 コメント(1)
-
ひさしぶりです、ちょっとだけ、整理します 2011年07月11日 コメント(2)
【毎日開催】
15記事にいいね！で1ポイント
© Rakuten Group, Inc.
