読書の部屋からこんにちは!

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2007.05.25
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カテゴリ: エッセイ
昨日読んだ本はイタリア語通訳田丸公美子さんのエッセイ、「パーネアモーレ」です。



今日本はイタリアブームなんだそうですが、そのイタリア語通訳の仕事や日常について、いろんな角度から書かれたエッセイです。
ロシア語通訳、米原万里さんのエッセイを読んだときも感じたけれど、通訳って外国語が得意なだけじゃできない仕事ですね。決してそれだけじゃだめ。日本語も相当上手じゃないと。もし私が何か外国語がペラペラだったとしても、まず通訳としては役に立たないだろうなと思いました。
まさに言葉の達人。的確な言葉を選んで的確な表現で、読み手を夢中にさせてくれます。
本の中ほどは、イタリアの政財界、ファッション、音楽、映画界の大物を通訳したときのエピソードがたくさん紹介されています。私の知らない人ばっかりだったので、ちょっと読み飛ばしてしまったんだけど、その後は、とてもおもしろかった。
彼女の正確な言葉遣いが幼い息子に引き継がれているお話があって、これが抱腹絶倒!
大学時代、初めてのイタリア人団体を引き連れてガイド体験。読んでる私も緊張してしまいました。イタリア人たちを空港で見送った後は、私までホッとしましたよ。
シモネッタという愛称がつけられたくらい、シモネタも明るくからりと。



この本の著者ももちろん、米原万里さんしかり、壇ふみさんに阿川佐和子さん…。
美しくなきゃ女じゃない。楽しくなきゃ人生じゃない。
そんな気分にさせられたのは、イタリア人の明るさが伝わってきたからかな。
ちなみにタイトル「パーネアモーレ」の意味は、「パンと愛」だそうです。





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Last updated  2007.05.25 17:49:46
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