読書の部屋からこんにちは!

読書の部屋からこんにちは!

2007.05.24
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カテゴリ: 小説
何年か前まで働いていた職場には、私と相性のよくない同僚がいました。

それなのに、なぜか主婦の私にいわれのないライバル意識を燃やしていて、私がすることは全てにおいて否定的でした。直接言えばいいのに、キツイお手紙をもらったりしました。
私のすることなすこと全部お嫌いだったようですが、中でも読書は特にお嫌いだったようです。

「私、本なんてだいっ嫌い!だって、本って嘘ばっかり書いてあるんだもん。」

それまで、私は彼女のこと嫌いではあったけど、狭い職場の人間関係を悪くするのもいやで、そこそこ波風を立てずに我慢を重ねていました。
ぱぐらは大好きな本のことをそんな風に言われて、怒って反論したのか?
いいえ、そんなことはしません。彼女とはそれまでどおり我慢しながら仕事をしつつ、心の中で完全に軽蔑したのでした。



なんでこんなつまらないことを、長々と書いたのか・・・それは、「鴨川ホルモー」を読んで彼女のことを思い出したからです。

この「鴨川ホルモー」が、あまりにも嘘ばっかりで作り事ばっかりだったから。

しかし、この本はこれ以上ないくらい突飛な作り話ですが、これ以上ないくらい夢があってワクワクさせられる本でした。ホルモーが1000年前から続いていたなんて、そんなこと嘘だろうが作り話だろうが、どっちでもいいんです。とにかく、おもしろいとしか言いようがないんですから。
これからもずっと、私は茶巾絞りを見るたびに、京都の町で行われているホルモーを思い浮かべ、闘う茶巾絞りにエールを送ると思います。
茶巾絞り?ホルモーって????の方は、是非この本を読んでみてね。
他の本では感じたことのない不思議な魅力を感じると思いますよ。






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Last updated  2007.05.24 17:26:38
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