読書の部屋からこんにちは!

読書の部屋からこんにちは!

2007.10.08
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カテゴリ: 小説
前回に引き続き、めちゃくちゃおもしろい本です!この半日でいっき読みでした。




ミステリーではあるんだけど、トリックや謎解きよりも主人公の心理描写がすばらしい!この著者、ほんとに高校生の息子が失踪したことがあるんじゃないだろか。精神科医師だった夫と離婚したことがあるんじゃないかしら、と思わせられました。
ただ、元夫の精神科医の行動が、私には今ひとつ理解できなかった。
精神科医として患者を診察するうちに「転移」というものが起こって、患者と結婚せざるをえなくなる。しかも妻や幼い子どもを犠牲にしてまで。そんなことありっこないと思うんだけど。
元夫の現在の夫婦生活についても触れられていて、彼の残忍な性格を思わせるという展開になっていましたが、夫婦間のことはいろんな嗜好があっていいんじゃないの?何をしようと、二人が気持ちいいためなら許されるんじゃないの?
なんか舌足らずな言い方しかできないんだけど、そこもちょっとひっかかりました。




ところで、小説にも段落とか章があって、目次がありますよね。私はいつも小説に目次なんていらないんじゃ・・・って思ってました。小説ははじめから終りに向かって読んでいくもので、目次を見てどこを読むか決めるということはないでしょう。
だけどこの本では、目次がとても意味深で読み手の不安を深めるのに、とても効果的でした。目次だけで、もうドキドキですよ。
この本の目次はこんなのです。

消えた日
翌日
二日後
三日後
四日後
五日後
死の日
弔いの日





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Last updated  2007.10.08 08:56:10
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