読書の部屋からこんにちは!

読書の部屋からこんにちは!

2007.12.22
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カテゴリ: 小説
言うまでもありません。宮本輝さんの代表作、青春文学の代表作です。



大阪府茨木市にある新設大学・・・というのは、多分 追手門学院大学 でしょう。宮本輝さんの母校ですね。
読み始めて最初に、あら!と意外に思ったことは、登場人物がみんな大阪弁です!
大阪にある大学が舞台だから、当たり前といえば当たり前ですが、さわやかで溌剌とした青春ものに大阪弁って、すごく珍しくないですか?
大阪弁と言えば、どぎつくあつかましいという世の中の偏見を、完全に覆すこの新鮮さ。そこで、私はすでに喝采したいような気持ちになりました。


物語は、全編に「溌剌」「躍動」「鮮烈」といったような言葉がちりばめられた印象でした。若いということの美しさと苦しさ。そして愚かしさ。愚かでいて、なお美しく尊い時代。(それは、年取ってから思うことですけど)そういうものが、切なさをともなって伝わってきます。


特に素晴らしいと思ったのは、「青が散る」というタイトルです。

本から、そのキラキラしたものをいっぱい浴びながら、感動しつつ読み終わりました。






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Last updated  2007.12.22 09:23:51
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