読書の部屋からこんにちは!

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2011.02.24
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カテゴリ: 小説
読んじゃいました~ 貴志祐介。

夜中にベッドの中で読んだので、その夜は夜通し電気をつけっ放し、ドアはすぐに逃げられるように開けっぱなし、何も見えないようにお布団にもぐりこんで眠りました。いやはやまったく、お化けの話を聞いた小学生のようでしたよ。

保険会社に勤める主人公と犯人がマンションや会社の中でおっかけっことなる終盤は、胸はどきどき、風の音にもひぇっとなるくらいの怖さです。数時間のうちに血圧が上がったり下がったり。
怖いお話が好きな人は、絶対楽しめます。

そうなんです。この本は怖さを楽しめました。
「悪の教典」は、楽しめたとはとても言えませんでしたけど。
けど、辛口のことを言えば、やっぱりちょっと詰めが甘いかなと思う点もあります。
主人公の恋人恵の存在は、読者(人間社会)に望みを持たせるために設定されているのだろうと思いましたけど、ちょっと弱いし、そのちょっと不幸な生い立ちもとってつけたように不自然です。


それにしても、保険に入って保険金を受け取るという、ごくありふれた情景に、こんなにいろいろな事件があるとは。「生命保険犯罪事例集」という資料が出てきて、外国の犯罪などが紹介されるんですが、これはほんとの話なんでしょうか。
もし、保険会社で働く人がこの本を読んだら、どう思われるのかなあ。そんなことも考えてしまいました。


【中古】afb【古本】黒い家/貴志祐介





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Last updated  2011.02.24 11:42:04
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