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2005/10/30
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テーマ: ニュース(95826)
カテゴリ: カテゴリ未分類
木曽の御嶽山で計画が進められていた風力発電事業が頓挫したそうです。風力発電と言うと、いかにもエコ発電というイメージがありますが、環境に優しいはずの風力発電が、鳥類・動物たちの生態系に害を及ぼし、環境に優しくないとする地元自治体の反対を受けて中止に追い込まれてしまったそうです。

火力発電は、化石燃料を燃やすときに二酸化炭素が出るから地球温暖化の原因になる、水力発電は、ダムを造るので自然破壊につながる、原子力発電は安全性への信頼感を得るのが難しい上に放射性廃棄物の処理に困る、というわけで、環境に対する負荷の小さなエネルギー源を開発しなければいけません、風力発電はその一番手だったと思います。

私は、風力発電は、火力・水力・原子力の代替手段にはなり得ないと思います。日本のエネルギーの主要部分を支えるほどに発電を行えば、強風が吹いていることで保たれていた自然環境のバランスが崩れて、やはり大きな環境ストレスを伴うと思います。

ただし、不足電力を補充するための補助手段には十分なりうると思うので、今後も開発が続けられるべきだとは思います。太陽熱発電などと同様に、風の有無で発電量が大きく変化するので、充電池の再充電・過疎地でのエネルギー源などの利用が適当だと思います。

私が、今回の風力発電の頓挫で思うのは、なぜ新規に山林を削って道路などを新たに敷設し風力発電施設を建設しなければいけないのだろうか、ということです。例えば、東京湾横断道路を走ると自動車が吹き飛ばされてしまうのではないかと恐怖感を覚えるくらいの強風が吹いています。他にも、海岸、高層ビルの上層階、スキー場、など、既存の施設でも強風の吹く場所はいくらもあります。

今回の風力発電計画の中止は、風力発電事業自体の問題ではなく、既存施設とは別個に自然環境を破壊して造ろうとするところに問題があると思います。できる限り、自然環境を守る、既存施設をうまく利用することを考える、という発想で、エネルギー源の確保を考えるべきだと思います。

私は、これ以上の火力・水力の利用には限界があると思うし、核分裂型の原子力発電には放射性廃棄物の問題がつきまといます。となれば、ほぼ資源的には無尽蔵にあると言える、海水中の重水素を使用する核融合型の原子力発電に切り替えるべきだと思います。自然エネルギーの利用としては、宇宙空間にソーラー・パネルを浮遊させて電力を回収する方法を考える等、太陽熱発電の新たな形態を探す方が良いように思います。





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最終更新日  2005/10/30 08:00:30 AM


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