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2005/10/30
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米軍普天間飛行場をキャンプ・シュワブ沿岸部に移設する方向で日米が政府間合意に達しましたが、地元の反対が強いようで、那覇で5000人を集めて県民総決起大会が開かれたそうです。

そもそも日米安保が日本にとって意味があるのか、という議論もあると思いますが、そういうことは差し置いて、日米安保が日本の安全保障にとって重要だということを認めたとして、この問題は、小泉郵政民営化や障害者自立支援法と同列の問題だと私は思います。

首都圏や関西圏の都市部に暮らす人にとっては、財政赤字解決の方向性が見出せるなら、過疎地の郵便局など単なる金食い虫だからやめてしまえ、健常者にとっては、障害者の支援も金がかかるから一割負担を義務づけて障害者の自立を事実上不可能にしてしまえ、で、片付いてしまうんでしょう。弱者保護・少数派保護なんて必要ない、それが、9月11日の選挙結果です。どこも郵政民営化でない郵政民営化法案も、どこも障害者自立支援でない障害者自立支援法案も国会を通過してしまいました。

私は神奈川県民で、神奈川県には、横須賀、座間、その他、小さい施設を含めれば至る所に米軍施設のある県です。私のところからもバイクで15分も行けば、根岸の米軍住宅や池子にもつきます。県中央部で仕事をしていると、上空を通過する米軍機の爆音がひどくて、とても仕事にならないことがあります。イラク戦争が始まる頃には、離発着訓練をしているとかで、会話もできないほどの爆音で仕事が止まってしまうことがたびたびでした。

普天間基地も、行ってみればわかりますが、普通の町中に基地があって、普通の住宅地の上を巨大な米軍機がどんどん離発着するのです。米軍に土地を貸している人は収入があるからまだ我慢できるかも知れませんが、一般住民はたまりませんね。まして、昨年、宜野湾市の沖縄国際大学の校舎にヘリコプターが突っ込むという事故も起きました。沖縄の警察は調査にも立ち会えませんでした。

今回の普天間基地移設問題で私が感じるのは、オラが町に基地が無くて、オラが町が静かであれば、沖縄で米軍機がうるさかろうと、神奈川県で米軍機がうるさかろうと、関係ない、という雰囲気が日本中にあることです。

普天間基地移転が長引いてしまったのも、本土に移転するのでは、どうせ住民の激しい反対運動が起こってうまく行くわけがない、何とか、時間もたてば屁理屈こねて沖縄の人を言いくるめることもできるだろう、という意識があるからでしょう。

本土でも、飛行場の誘致運動を展開しているところがあります。こういうところに、普天間基地の施設の移転を受け入れるなら、飛行場を建設しよう、くらい、言えないものなんですかね?東京湾のお台場の先当たりを埋め立てるとか、羽田空港の拡張ついでに米軍基地を持ってきてしまうとか、そうすれば、日本人の多くの人が基地問題にも関心を持つと思いますけどね。





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最終更新日  2005/10/30 07:43:14 PM


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