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2005/12/25
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テーマ: ニュース(95833)
カテゴリ: カテゴリ未分類
毎日新聞が、2002年以降、犯罪件数が減少していて治安が向上しているのに、治安悪化と感じている人が増えていて、体感治安が悪化していると書いています( こちら

バブル崩壊以降、長い不景気の間に生活のためにやむを得ず犯罪に走る、ということもあったかも知れませんが、株価も2003年4月に底を打ち、中国需要もあって景気が回復してきました。
一時のように、「貸し剥がし」、「貸し渋り」という言葉も聞かなくなり、まじめに経営している中小企業がバタバタ倒産してゆく、というニュースも見なくなりました。
犯罪発生率の低下はこうした社会の流れを受けてのことだと思います。

しかしながら、二極分化と言われる収入格差が発生し、不健全な形での上昇志向が社会人の中に芽生えていて、これが、社会全体に圧迫感を及ぼしているように思います。
まじめに正直に努力しても金にならないという意識が、振り込め詐欺やATM隠しカメラなどの犯罪のルーツにあるように思います。
また、犯罪の件数は減っていても、犯罪を起こすマグマのエネルギー自体には変化はなく、それが爆発するときには、かえって大きな爆発になってしまうと言うことが、痛ましい事件の発生につながっていると思います。

その中で、人を見たら犯罪者と思え、と、子どもに教育するのは、逆に、犯罪に遭う確率を高めてしまうだけだと思います。


この記事には3つの施策が挙げられています。
(1) 通学路のパトロールを実施する民間防犯ボランティアの支援(警察庁)
(2) 防犯のアドバイス役として警察官OBなどに委嘱しているスクールガードリーダーの拡大(文部科学省)
(3) 放課後に子供を預かる「生活塾の普及促進」事業の機能強化(厚生労働省)

どれも、有効な施策だと思うので、どんどん推進していただきたいと思いますが、やはり一点忘れられていることがあるように思います。

私があこち歩き回っていて思うのは、日本人の中に、社会に参加しようという意識が盛り上がっていない、ということです。
勿論、市民運動、ボランティア活動に熱心に取り組んでいる人も多数いるのですが、社会全体で見ると、まだ圧倒的に少数派です。
朝、会社に行って、仕事をして、残業して、帰りに仲間と飲み屋で騒いで、家に戻ると、あとはフロに入って寝るだけ、という人が多いのではないでしょうか?
月に一日でよいから、自分が問題意識を持つ運動に取り組んでみる、ITに強い人なら、ブログを書いて訴えかけてみる、子どものいる人なら、通学路や公園に出て、子どもたちを見守る、ということをやってもらえれば、治安だけでなく、体感治安も大きく向上すると思います。





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最終更新日  2005/12/25 09:40:46 AM


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