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2005/12/26
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自民党の山崎拓さんが、麻生外相の「中国脅威」発言に対して、「言葉づかいを間違っている。政府の公式見解は『懸念材料』だ。中国の軍事力を『脅威』と言うと、わが国への侵略の意図があると言っていることになり、一層の緊張が生まれる」と、TV番組の中で言ったそうです( こちら

ええっ、という感じの発言ですが、山崎拓さんは、「中国を脅威だ」と言うことは非難するけれども、小泉首相の靖国参拝が日中間の緊張の原因になるとは、非難しないんですね。
麻生さんを非難しているように聞こえますが、結局は、中国脅威論を米国・中国で持ち出した民主党前原代表を非難したいのでしょう。
少子高齢化が進む日本にとって、軍備拡大、生産力拡大の進む中国が、明らかに脅威になっているのは現実的な話であるのに、中国を脅威だと言ってはいけない、というのでしょうか?
ならば、中国の元が対ドルで5日連続で高騰しているのに合わせて円高になり、日本で一時株安になったのはどう考えるのでしょうか?
中国経済の動きは、既に日本経済に大きな影響を与えるところまで来ています。

昔、米国がクシャミをすると日本は風邪をひくと言われましたが、来年には、中国がクシャミをすると日本が鳥インフルエンザになるだろうと、私は思います。
早いうちに、日中で工業製品の生産調整、東シナ海海底資源開発、環境問題などについて、共同で問題解決していく方向性を立てないと、中国が圧倒的な人海戦術で生産過剰に陥ったり、中国の環境破壊が偏西風に乗って日本に押し寄せたりすれば、日本が中国を非難してすむ話ではなくなります。


散々、日中間の対話が必要だと強調しているのにもかかわらず、民主党前原代表の中国脅威発言をねじ曲げて、前原代表が親米嫌中であるかのように伝えた朝日新聞の影響がこんなところにも及んでいます。

私も、松下政経塾を好意的には思っていません。
きょうのミーティングで話しに出ていたように、大学を出て、あるいは在学中から、お金をもらいながらエリート教育を受けて、庶民感情が理解できる政治家になるのだろうか、確かに、私もそう思います。
松沢神奈川県知事、中田宏横浜市長のようなエリート育ちに、企業の中で叩かれながら厳しい競争に耐え抜いているサラリーマンの気持ちがわかるのか、確かに、そうだと思います。

ですが、自民党の議員を見て欲しいと思います。小泉首相をはじめ、ほとんどの有名議員が2世、3世議員です。
政治家という商売は、思い立ってなれる商売ではありません。
医者なら、頑張って死にものぐるいで勉強して国公立大学の医学部に合格すれば誰にでもチャンスがあります。
しかし、国会議員はそういうわけには行きません。
やはり、政治家になるための専門教育を受けていなければ、選挙で2世議員に勝つことは不可能なのではないかと思います。

しかし、現実には、東京都杉並区で、扶桑社版歴教科書が採択されてしまいました。
民主党の区長ではありませんが、山田区長は松下政経塾出身です。


私は、扶桑社版歴史教科書は、米国に日本国土と日本人を売り渡す亡国教科書以外の何ものでもないと考えます。
敗戦責任を問わず、原爆を落とされた事実も軽視し、魏志倭人伝よりも日本書紀の記述を正しいかのように書き、あたかも神武天皇が初代天皇であるかのように書く非科学的教科書が、科学技術立国日本の将来のためになるとは、私には到底思えません。
山田杉並区長は、まさに日本の国益のために、ただちに考え直すべきです。

朝日新聞の前原右翼タカ派レッテル貼りが、完全に一人歩きしてしまっています。
杉並区の扶桑社教科書採択も松下政経塾出身の前原代表が悪い、と、言いたげでした。

前原代表は、中国との対話を重視し、日本の国益の立場に立つ政治家です。
2発の原爆や主要都市への無差別空襲により幾十万の犠牲を払った結果、日本を敗戦、そして、日本史上唯一の屈辱的被占領という事態に陥れたA級戦犯に向かって、信じがたいことに、頭を下げてくるという総理大臣に対して、非難の声もあげられない山崎拓氏が、どうして、中国脅威論を非難できるのでしょうか?





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最終更新日  2005/12/26 12:48:07 AM


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