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2007/01/14
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カテゴリ: 政治
毎日新聞が、内閣府が行った「国民生活に関する世論調査」の結果を報道しています( こちら
昨年10~11月に成人男女を対象に面接調査を行い、回収率は約6割とのことですが、私が感じているのとはかなりずれています。
ご覧の皆さまはどのようにお感じでしょうか?

この結果によると、生活上の不安や悩みを抱えている人が3分の2、不安の内容では、老後の生活設計、今後の収入の見通し、健康などを挙げる人が多いそうです。
今後、政府が力を入れるべき点については、年金・医療などの社会保障改革を望む人が7割超、景気対策は5割で、景気回復が浸透していると内閣府は見ているそうです。
生活レベルについては、上と中の上が合わせて12%で2.5%増、中の下が26%で1.2%増、下が6%で1.3%減なのだそうです。

世論調査が、どういう人を対象に行われたのか、ということが気になりますね。
高級住宅街やマンション街を歩いて調べたのか、大手町や霞ヶ関のようなオフィス街・官庁街で調べたのか、パートや残業で夜中遅くまで働いている人たちついても調査しているのか、私が疑問符をつけざるを得ません。


低所得層がどういう仕事をしているか、ということを考えれば、「面接調査」では、低所得層の声をすくい上げるのは不可能だと私は思います。
やはり、全階層の声を聞くには「郵便調査」ではないでしょうかね?
面接でなければ信頼性が薄れる、回収率も上がらない、ということが言えるかも知れませんが、今回の世論調査については調査区域や調査時間について何の記述もないので、日本人の全階層についての調査だとは思えません。

これで日銀が金利を上げてしまうと、多額の預金を持っている階層にはプラスになると思いますが、預金ゼロで、その日暮らしの階層にはダメージが大きいように思います。
また、低所得層の人たちが携わっている仕事には、コストはかけられないが、日本社会にとってどうしても必要な仕事だと言えるものが多いように思います。
生活の苦しさのために、これらの人たちのストレスが、既に限界にまで達していて、燃え尽き症候群も現れているという話も聞きますが、誰かにやってもらわなければいけない仕事を誰もやってくれなくなる、ということが、今後の日本で起きてくるのではないでしょうか。

公務員制度改革が、高給を受け取るポストは減らさないのに、現場で作業する人の数だけ減らす、ということをやっていると、サービスの低下を招くだけでなく、社会システムそのものが機能しなくなってしまう気がします。
よく、最近の日本人は公徳心を失っている、ということが言われますが、それは官製談合をやめようとしない高級官僚に言えることであって、私が日々歩いている道は、たばこの吸い殻もなくとてもキレイです。
町がキレイなのも、日本人が公徳心に篤く、キレイにしてくれている社会システムがあるからだと思いますが、こうしたものが機能しなくなれば、「美しい国」どころではありませんね。
昨年問題になったタウン・ミーティングと根は共通だと思いますが、こうした世論調査が、実際に起こっている問題・社会現象を見て見ぬフリをする、官僚があらかじめ描いたシナリオ通りになるような調査結果が出るように作為する、ということだと、調査する意味自体を疑いたくなります。

もう一つ言いたいことがあって、日本人が、今後社会保障の充実を望むのなら、日本をもっと強い社会に変革していく必要があると言いたい。

ライブドアが事業を行うための資金集めをすると、拝金主義だの虚業だのと大騒ぎしているようでは、どこから、社会保障を行うための費用を捻出するのでしょうか?
無から有は生まれません、社会保障は、稼いでくれる人がいるから成立することです。
ライブドアや楽天のブログ・システムは釣り糸を垂らして入れば、エサにブログ・システムが食いついてくる、というものではありません、誰かが必死になって、時間をかけて、作っているのです。
マス・メディアの論調や、ヤフー掲示板を見ていて思いますが、汗水垂らして、働いている人に向かって、怒鳴りつけたり、唾を吐きかけるようなことを、日本人はやめるべきだと思います。




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最終更新日  2007/01/14 11:51:39 AM


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