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2007/01/19
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教育再生会議が、第1次報告書案をまとめたそうです( こちら
それによると、
(1) 授業時間数の10%増
(2) いじめなどを起こす反社会的行為を繰り返す児童の出席停止措置
(3) 教員免許更新制
(4) 学校・教育委員会の外部評価性の導入
を盛り込んだとのことです。
報道されている部分に関してでは、私の大嫌いな山谷えり子さんがまとめたにしては、上出来の内容だと私は思っています。


授業時間数の増加については、週5日制を見直して、土曜日も授業を行う方向で文科大臣も考えるようなことを言っています。
私は「ゆとり教育」は見直す必要があるとしても、意義深い点もあるので、平日に行われている「ゆとり教育」の部分、総合学習などを土曜に集めてしまうというのが良いように思います。
学校の先生は基本的に、月曜から金曜まで学校に出勤して、読み書き計算の基本をしっかり教えつつ、子どもたちに社会性を身につけさせることに取り組んで頂ければ良いと思います。

土曜日には、学校管理のために先生一人交代で休日出勤して頂く必要があると思いますが、基本的に、PTAや地域が主導して、「活きる力」を身につけさせるプログラムを組むというようにできないか、と、思います。
土曜日は、一般社会の職場も休日なので、子どもたちにいろいろな体験をさせるために地域住民も休日を返上しなくてはいけなくなります。
ボランティアが基本だとしても、何らかの見返りがないと、普及しないかも知れません。
個人的には、地域の学習塾に強制的に企画を立てさせて運営する(見返りに塾の営業的な広報を認める)のが良いように思いますが、営業的行為はいっさい学校教育から排除する、ということなら、地域でボランティアの協議会を作る必要があります。
地域ボランティアだと、言うのは簡単ですが、各学校ごとにきちんと運営するのは大変なような気がします。

反社会的な行為を繰り返す子どもを隔離することは、残りの9割の子どもの学習権を保障する上では必要だと思いますが、義家弘之さんが言うように学校の外に出してしまうのでは学校の責任放棄になると私は思います。
横浜市で現在行われているような個別支援学習のプログラムに沿ったものではいけませんかね?
犯罪行為に及んでしまった子どもは仕方ないと私も思いますが、万引きや脅迫くらいで止まっているのであれば、必要なら、学校の先生以外に専門的なケアを行える人を呼んで、厳しい対処を学校内で行う方が私は良いと思います。

警察官OBなどと書くと、子どもが可哀想だという批判があるかも知れませんが、その子どもを立て直さないで社会に送り出して刑務所送りになってしまうのと、厳しく指導して、社会の中で生きていけるようにするのと、どちらが可哀想か、ということを、私は言いたい。

教員免許更新制・外部評価制については、少なくとも私がボランティアとして拝見させて頂いている範囲では、日々努力なさっている先生ばかりですが、ニュースなどでは信じられない例も伝えられています。
努力なさっている先生のためにも、むしろ教員免許更新制であるべきだと思うのですが、心配なのは、東京都教委のような嫌国心教育に熱心な教育委員会が、「君が代」を斉唱しない先生を処分する場合に、免許更新制を使うのではないか、ということです。
一つの価値観の強要に使われるのであれば、教員免許更新制は機能しなくなるでしょうね。

「学校が荒れている」とよく言われていますが、学校は荒れていません、整然としています。

子どもたちが、「君が代」を歌っているかのような顔をして、すさんだ気持ちを日本に対して抱くようになれば、日本はおしまいです。
欧米先進国で、学校行事でも国歌を歌わせるのは、米国くらいだ、という話しも聞きました。
米国は多民族国家であり、日本の天皇制のような国を統合する象徴的なものを持たないので、「国歌」でだけでもまとまろう、ということだと思います。
「君が代」のような荘厳な曲は、国家の公式行事とは言えないような学校行事においては、私は違和感がありますね。
やはり、天皇陛下をお迎えするような国家行事・国民的行事で歌う曲なのではないでしょうかね?

総論的に言いたいことは、一般論で教育について語られる話が、余りに、学校内の現実がわかっていない状態で語られている、ということです。
授業の10%増し、という方針が、地域住民が教育に関与し、日本人の誰もが子どもの目線で教育を語り、社会が力を合わせて、明日の世代を担う人材を養成できるようなことにつながる方向になれば良いと私は思います。
ですが、授業は10%増やせ、先生は土曜日も休むな、オレは毎日の仕事が忙しいんだ、土曜は休ませてくれ、子どもの相手などしているヒマはない、学校は荒れているんだ、先生がガタガタ文句を言うんじゃない、なんてことになるのだったら、日本の子どもの学力はどんどん落ちてゆくでしょうね。




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最終更新日  2007/01/19 10:14:29 PM


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