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2007/01/27
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カテゴリ: メディア
最近の読売社説には、嫌気がさしますね。


安倍首相の施政方針演説については、一つ前のブログに書きました。

読売社説は、安倍首相に対し、戦後体制を原点に返って見直す決意をどう具体化して行くか、その中身とプロセスを見直せ、と、言いますが、そんな必要はどこにもありません。
戦後体制をどう継続していくかが日本の生きる道です。
読売社説は、
首相は「戦後の日本の成功モデルに安住してはならない」とし、国の基本的な枠組みの多くが、時代の変化についていけなくなっているとの認識を示した。
と書きますが、そもそも日本国憲法体制が成功モデルであるならば維持すべきだし、国の基本的枠組みのどこが時代の変化について行けていないと言うのでしょうか?
時代の変化について行けていないのは「民法」です。
祭政分離を基調とする日本国憲法の精神には修正すべき点はありません。

読売社説、新しい国家像を示せ、とか、言っていますが、まるで新しいおもちゃを買って欲しくてトイザラスで泣きわめいている幼児ですね。

我が家も老親がいるので読売ですが、日本人はどうしてこんな国賊社説しか書けない新聞を読むんだか、もっとも、老親は、テレビ欄以外は用はないらしいですが。

「集団的自衛権」行使の研究にとどまらないで、行使を可能にせよ、と、読売社説はまた、日本を焦土と化した「あの戦争」の二の舞をしたいんですか?私は、ごめんですね。
集団的自衛権行使は、憲法第9条の精神に合いません、私は絶対に反対です。
9条の条文の中に、「自衛隊の海外派遣はこれを禁ずる」とか、「自衛隊の出動範囲はシーレーン防衛までとする」というような文面を明確に入れるべきですね。

米軍と自衛隊が共同で演習しているような時に、米軍が外敵から攻撃されても自衛隊は黙っているのか、というようなことを言われますが、当然、自衛隊は外敵に反撃すべきでしょう、これは、日本の個別的自衛権です。
北朝鮮が、日本上空を通過して、米国に向けてミサイルを発射させたとき、何もしないで見ているのか、とも言われますが、当然、日本領海に入り次第、日本海海上で撃墜すべきです、これも日本の個別的自衛権です。

「集団的自衛権」など日本の国益にとって、また世界平和にとって何のプラスもありません。
戦争ゲームの好きな連中は、個別的自衛権の範疇にあるものを集団的自衛権と呼んで、集団的自衛権がなければ守れない、などと言いますが、実はイラクの米軍の代行をするのが集団的自衛権の目的であることは見えています。
ヒラリー大統領ということになれば、米軍はイラクから引き揚げてしまうでしょうから、充分にあり得そうなことです。
結局、これでは、日本は戦争をする国、泥沼化した日中戦争の繰り返しで反省は何も無し。

反撃すれば、その時点で、憲法9条は死文化します。
逆に、日本国民である自衛隊員の反撃を禁じて見殺しにすることなど出来るはずがありません。
よって、自衛隊の海外派遣はあり得ないのです。
イラクの自衛隊に軍事衝突が無かったのは奇跡と考えるべきです。
「恒久法」制定の議論など、文民統制の放棄でとんでもないですね、私は、これも絶対に反対。


イラクかアフガンか竹島か北朝鮮か、わかりませんが、読売社説の望む通りに戦争を始めたとしましょう。
米軍でさえ、イラクであれほど苦しむのです。
「あの戦争」の反省すらできない日本が、援軍要請も拒否されて硫黄島で玉砕した栗林守備隊と同じ道をたどるのは見えていますね。
戦争がやりたいと言う読売社説は、そんなに日本を滅ぼしたいのでしょうか?そんなに日本が嫌いなんでしょうか?

社民党の議員が2チャンネルで火だるまになっているのだそうです。
現行9条の条文を変えずに戦争を容認するつもりの社民党を支持するつもりはありませんが、阿部知子議員のホームページに書かれている、
安倍晋三政権になってから「国を愛する」・国防の強化などの言葉が氾濫し、あたかも外敵から国民を守るために国家の力=軍隊が必要であるかのように宣伝されるが、実は「軍隊は国民を守らない」という事実は戦争を通して如実に示されてきた
というのは、正しいじゃないですか。
「あの戦争」で日本軍は、日本を、日本国民を、そして天皇を守ったのですか?
東京大空襲、沖縄の悲劇、2発の原爆、特攻なんてバカなことまでやって、日本軍が何を守ったと言うのですか?
戦陣訓なんてことまで命令しておいて、生きていれば日本復興に大きな働きをしたはずの多数の若者を無駄死にさせただけ。
天皇制は崩壊の危機にさらされ、昭和天皇の処刑さえ米国で検討されていました。
たまたま、日本の占領統治がやりやすいという理由で、米国の意向によって天皇制が維持されたに過ぎません。

天皇陛下・皇后陛下は、昨日、山手線大久保駅でホームから転落した人を助けようとして命を落とした韓国人留学生の映画を鑑賞されたのだそうです。
読売社説は、天皇陛下の強い意思をよく考えるべきですね。




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最終更新日  2007/01/27 08:15:09 AM


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