aaa

2007/01/29
XML
テーマ: ニュース(95830)
カテゴリ: 時事的話題
厚生労働大臣が、厚生労働大臣にあるまじき発言をした( こちら こちら を参照)。

一つ前のブログにも書きましたが、会えば挨拶をきちんとするし、礼儀正しく文句も言わず、まじめに努力を続けている子どもが大多数なのに、子どもの意見を何ら聞くこともなく、「社会奉仕義務化」なんてことを7割の日本人が平気で言えるのですから、厚労大臣も、気軽に人間を機械に例えてものを言うでしょうね。

たまたま、厚労大臣の発言の対象が、日本人の半数を占める女性を蔑視するものだったので大騒ぎになっていますが、選択的夫婦別姓でさえ容認しないと言う日本人、他人が困ろうと自分の気分が良ければいいんだ、法律の不備で困っている人がいるのは快感だ、という日本人の意識を反映したのが厚労大臣の発言ですね。

民法改正というのは、私は、世論の動向で決まるものではなく、個別の問題で困る人が出ないように、それでいて全体的な秩序が乱れないように、ということで為されるべきものだと思いますが、今の民法の状況は、多数派が単に少数派を押しつぶす道具として機能しているのです。

甲家には男の子だけ、乙家には女の子だけ、この二人が結ばれるときに、どちらの家も跡取りが欲しい、あるいは、籍を入れてしまうと旧姓で仕事を続けることが出来ない、こういう場合に、やむを得ず旦那様と同居はしても籍を入れず、子どもが出来ても婚外子で戸籍上の差別を受ける、ということがあっても、日本人の多数派はまるで無関心。
民法772条の条文が、
婚姻の成立の日から200日を経過した後又は婚姻の解消若しくは取消しの日から300日以内に生まれた子は、婚姻中に懐胎したものと推定する。
となっていて、「推定する」と書いてあるのに、DNA鑑定をして、再婚相手の子どもであることが立証されても、再婚相手との子どもだとする戸籍届けを受け付けない頑迷な役所。


民法改正の街頭活動を行っても、他人の親子関係など自分には関係ないという日本人ばかりで背筋が凍り付きます。
民法766条改正で理解を示してくださっているのは、民主党の法務関係の議員さん、千葉景子議員、枝野幸男議員、梁瀬進議員、そして、円より子議員、小宮山洋子議員、そして、社民党の福島瑞穂議員、くらいでしょうか、今、浪人中の佐藤謙一郎前議員の奥様にも、つたない話を聞いて頂きました。

こういう日本人の冷たい精神性では、話をするのに、人間を機械に例えるのも当然と言えるのではないでしょうか?
下品な話で申し訳ないですが、厚労大臣の言い方で、私ごとを言っておくと、男は水道じゃない、蛇口をひねれば出てくるってもんじゃない、ということですかね。
でも、こんなことを書くと、自民党で選択的夫婦別姓に取り組んできていた野田聖子さんには、あまりにもきつい言い方かも知れません。
人前では吹っ切れた風情を装っている野田聖子さんでも、一人になると泣いてしまうかも知れませんね。
ですが、こういうことで地獄の底に沈んでしまっている「べそかきpaintbox」ってヤツも日本にはいるんですよ、生まれ代わってゼロからやり直す方がいいこともわかってますけどね。
不幸にしてまだ息をしているんで、ブログなんて毎日書き連ねているわけです。
周囲の「気配り」が大事なんてことを言う日本人が多いですが、そういうことを言う人は、ぜひ、少数派にも気配りして欲しいですね。
日本以外の先進諸国では民法改正をどこでもやっているんです。
なにゆえ、日本人だけが、こうした冷たい精神性でいるんでしょうかね?



コメント、トラック・バックはこちらへ お願いします。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007/01/29 01:53:28 PM
[時事的話題] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: