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2007/01/29
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テーマ: ニュース(95830)
カテゴリ: 科学の話題
宇宙空間に巨大な鏡を浮かべて、太陽光を反射させることにより、地球温暖化を防ごうというアイデアがあるのだそうです。


日本がトップを走っていた核融合研究は、小泉前首相がITER(国際熱核融合実験炉)をフランスのシラクに譲り渡してしまったので、国内ではジ・エンドですかね。
小泉前首相、A級戦犯を合祀する靖国神社に参拝していて、中国が拒否権を行使することがわかっているのに、ITERの見返りとしてシラクに安保理常任理事国入りへの支援を頼むという、支離滅裂・意味不明の外交をやったのです。
核融合は、周囲を海に囲まれている日本には最適のエネルギー源でしたが、残念です。

核分裂型原発では、放射性廃棄物をどこに捨てるのかという問題があります。
青森県六カ所村の放射性廃棄物埋蔵施設は、恒久的な施設ではありません。
放射性廃棄物を東京湾の海底に捨てるので誰も文句を言わない、というのなら、核分裂型原発を続けても良いかも知れませんが、米軍基地の騒音問題と同じで、自分の家の隣には作るな、でも、日本のどこかで誰かが困るのは一向に構わない、という、日本人の精神性では、核分裂型原発を継続するのは無理ですね。
燃料のウランも日本国内ではほとんど産出しません。


もしかしたら東シナ海で有望な油田が見つかるかも知れませんが、中国がどんどん開発を進めても、日本政府は指をくわえて見ているだけです。
イランのアサデガン油田は、イランと対立する米国への遠慮から開発が進みません。
ロシアのサハリン2プロジェクトも、自衛隊の海外派遣を危険視されて、ほぼ権益を取り上げられてしまいました。

日本人は将来エネルギーをどうするつもりなのでしょうかね?

風力発電については、少量の発電なら問題ないと思いますが、石油・原子力の代替エネルギーになるほど発電してしまうと、風の流れに影響が出て、環境への負荷が生じるだろうと思います。
護岸工事をすることによって、海流の流れが変化して、砂浜がなくなったりする、というのと同じことが起こるでしょうね。
映画「不都合な真実」でもアル・ゴアが、地球の大気の層は極めて薄いので人間の活動で左右できてしまう、と力説していましたが、風力発電もまた然りです。

私は、代替エネルギーとしては、ソーラー・パネルの方が可能性が高いと思います。
中国と仲良くできれば、タクラマカン砂漠にソーラー・パネルを並べて砂漠の緑地化と並行に進めることもできると思います。
日本国内でやるのなら、太平洋上に気球を上げてソーラー・パネルを開いたらどうでしょうか?
飛行機と衝突しないように位置調整をどうやるか、というような問題はあると思いますが、地球温暖化対策にもなるかも知れません。

太平洋戦争中に、日本から気球を米国本土まで飛ばしてハイキングに来ていた親子が犠牲になったということがあるのだそうで、米国がそれを思い出すとダメと言うかも知れません。

読売新聞が、京都大学と九州大学の研究者が、金属化合物を重ね合わせることによって、気体分子レベルで物質を分別できる超微小格子を開発したことを伝えています( こちら を参照)。
大気中の環境汚染物質や二酸化炭素をこしとるのに使えないか、期待されているのだそうです。
でも、こんなことができるのなら、核分裂型原発から出てくる放射性廃棄物の分離に使えないでしょうかね?

処理だけでなく再利用までできると良いと思うのですが、希少金属を放射性廃棄物から核変換によって作ることができるようになったりしないですかね?




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最終更新日  2007/01/29 10:58:09 PM
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