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2007/02/14
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カテゴリ: 政治
自民党国対委員長氏が、民主党に対して、「格差を得意げに演説するのではなく、提言を添えて言うべきだ」と言っているそうです( こちら

一般市民が、政治家の発言に対して、「得意げに演説する」ばかりでなく、実行してみせたらどうだ、と、非難するのならともかく、政権中枢にいて国政を動かせる立場にいる人が、野党に向かって、よくも、こういうことを言えるものだと思ってしまいます。
この方は、自由党時代にずっと小沢一郎さんと一緒だった方だと記憶しますが、自民党に変わって権力を牛耳るようになると、人権感覚もなくなってしまうのでしょうか?

障害者自立支援法でも、官製談合防止法でも、教育基本法でも、民主党がいくら対案を出しても数の力で押し切ってしまうのに、そして国民投票法でも民主党が時間をかけて議論をしようと言うのなら与党だけで採決するぞ、と脅しをかけるようなことをやっていて、「提言を添えろ」とは、よく言えたものです。

予算委員会における、岡田克也さんの「定率減税を廃止するのに法人税減税の方向性は国民感情として割り切れない」、「政府は製造業のトップの声ばかり聞いている」、「非正規雇用者ばかり増えると経済の二極化が進んでしまう」、「増税を避けるために公共事業を削減せよ」という問題指摘・要求、また、「格差を感じている人がいるのであれば」という言い方をした安倍首相に「格差は仮定の話ではなく現実の話」と迫った菅直人さんの「景気拡大と言われながら平均給与は減少している」、「職場が荒廃しかねない労働法制」、「障害が重くなるほど負担が大きくなり障害者の自立を阻害している障害者自立支援法」、「非正規社員と正規社員の待遇を均等にせよ」という問題指摘・要求は、格差問題に苦しむ人たちから出ている叫びを代弁するものです。

それが、「格差を得意げに演説する」ことなのですか???
自民党国対委員長氏は、貧乏人の分際で「社会を良くしよう」などと偉そうな口をきくな、と、言いたいのでしょう。
苦しいからうめき声を上げることにも、「提言を添えろ」などというのは、うるさいから黙れ、と、言いたいのでしょう。

日本人は、何故、こういう人たちに票を入れてしまうのでしょうね?




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最終更新日  2007/02/14 04:43:07 PM


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