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2007/02/19
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カテゴリ: 政治
「安倍晋三首相が閣議で入室したときに起立できない、私語を慎めない政治家は美しい国づくり内閣にふさわしくない。自分が目立つことを最優先する政治家や、野党の追及が怖くて改革を進められない政治家は、内閣・首相官邸から去るべきだ。首相を先頭に一糸乱れぬ団結で最高峰を目指すべきだ。」
こちら を参照)。
支持政党ではないので、私には口を挟む資格はありませんが、一糸乱れぬ団結で臣民は鬼畜米英を排撃せよ、まるで戦時中を思わせるような言葉で、いやな感じがしますね。

リーダーが入室してきたときに、起立しないとか、私語をしている、というようなのは、マナーの問題だと思いますが、リーダーを先頭に一糸乱れぬ団結で、というのは、リーダーの意志決定に誤りがあっても誰にもただせないということであって、これがあの惨めな敗戦の原因であり、戦後も、リクルート、山一証券、三菱自動車、ダイエー、西武グループ、そして日興コーディアル・グループなど、トップの専断横暴をだれも止めることができず、企業経営がおかしくなった例はいくらもあります。

あまりにも民主的で、メンバーが勝手なことを言い合っていて、なかなか意志決定ができないのも困ると思いますが、リーダーに対しても、はっきりものが言える集団、というのがもっとも強力な集団だと私は思いますね。
ことし7月の参議院選挙で、民主党が社民、国民新党などど協力して自公を過半数割れに追い込むのに成功すると、安倍政権は死に体になると言われています。
さらに次の総選挙で民主党が勝利して、民主党を中心とする政権ができたときには、閣僚が首相にひれ伏して何を言われてもイエスと返事をせよ、などということのないようにお願いしたいと思います。
もちろん、民主党中心の政権で、亀井静香さんと福島瑞穂さんの間に大きな隔たりがあったとしても、内閣の統一見解は一つであるべきですが、統一見解をまとめるに当たっては、激しい議論があってしかるべきで、首相のトップダウンですべてが決まる、というのはご勘弁願いたい。


久間防衛大臣のイラク戦争や普天間基地移設に関する発言が内閣の公式見解と食い違っていて問題視するジャーナリストがいます。
ですが、だから、内閣が健全でいられる、と、私は言えると思います。
民主党の前原さんも、久間大臣の意見は民主党の意見に近いが内閣の方針に沿っていないではないか、と質問していましたが、歯切れの悪い質問の仕方だったように思います。
久間大臣の発言は、安倍政権が意外とリベラルで民主的な政権であることを示すものであって、むしろ、私は、安倍政権は前政権ほど暴走はしないだろうと思っています。

読売・朝日・毎日が、きちんと記事を書いてくれないので、今、国民の過半数が、自衛隊を海外派遣することが日本の国際貢献だ、と、勘違いしているようです。
ですが、これは、どこかのブログでも拝見しましたが、他人の誰かが命を落としてでも国際貢献をするべきだが自分は国のために命を賭ける気はない、という風潮の現れでしょう。
何の権限もなくなったアーミテージが、日本の改憲論、日本軍の海外派遣について、ごちゃごちゃ言っています。
イラクで兵員輸送用のヘリコプターがどんどん撃ち落とされているのだそうですが、厭戦気分が強くなった米国がイラクから米国兵を撤退させる代わりに、日本の自衛隊にテロの標的になってもらいたい、というだけのことで、自衛隊員がイラクに派遣されても、何の国際貢献でもありませんね。
自衛隊を海外派遣することが国際貢献だ、と主張する人には、まず、あなたがイラクに行ってテロリストと向き合って来い、と、言いたい。

外務省に勝手に自衛隊の海外派遣を決められてしまうのではかなわない、という自衛隊員の声を久間大臣が代弁しているとも伝えられていますが、これで、内閣のバランスが取れている、と、私は思います。
民主党を中心に政権をとることになった場合の基本的な運営形態については、できれば、参議院選挙前から、選挙協力の前提として有権者に見える形で、こんな感じの政権ができるんですよ、ということを提示して頂けるとよいと思います。



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最終更新日  2007/02/19 11:53:36 AM


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