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2007/03/27
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カテゴリ: 株式投資
前場で権利落ち分を埋めつつある、と、ニュースでは出ていますが、相場が強いようには見えません。


アジア開発銀行のチーフエコノミストが、アジア諸国は巨額の外貨準備をもっと活用すべきだと言っているそうです( こちら を参照)。
日本を除くアジア諸国の外貨準備は2.3兆ドルくらいなのだそうですが、この半分くらいもあれば十分に不意打ちに対応できるから、1兆ドルくらいを有効に使うべきだ、と、言っているそうです。
日本のドルは、1兆ドル弱くらいだったように記憶しますが、ドル依存するに決まっている日本は対象外、という話し方です。
こう言う人が出てくるたびに、私はびくついてしまいます。

ドルを運用するのだとすると、当然、ドルは値下がり方向です。
日本のドル建て資産が目減りすると言うことです。

このエコノミストは、ドル安になっても、世界的不均衡の秩序だった是正につながるものだ、と、言っています。
アジアの生産性が向上すれば(自国通貨がドルに対して高くなり米国への輸出価格が上昇しても、生産性が向上してコストを下げることができれば)、ドル安は懸念とはならない、とも、言っています。
中国やインドには、国内格差ゆえの余力があり、成長の原動力があります。
日本はどうなるのでしょうね?
余力と言っても、少子高齢化の進む日本では、成長性に組み込んでいけるのは、ニート、フリーターくらいでしょうか?
日本国内に根強い、日本人はみんな同じ顔をして同じ考え方をしているのが「美しい」という先入観、新しいものを目障りに思い集中的に叩き潰すか徹底的に無視を決め込む消極性、こうしたものが、日本の成長意欲を減退させています。
昨秋に国会を通過してしまった、教える者と学ぶ者の「自主」性を否定してしまった教育基本法では、教育の可能性も先が見えません。

自主的積極性を否定するようなことを言う人には、海外が特許のような知的財産を活用した戦略で攻勢に出てきた場合に、100億円稼げる特許を出せ、と、上司が 命令すれば 、そういう特許が出てくるのか、と、考えてみて欲しいですね。
あなたの子どもさんに、東大のことしの入試問題の理系数学前期第3問(まだ、データ作成中ですが、きょう中にアップします。 大学入試問題研究ブログ を参照)を考えろ、と、 命令すれば

命令したから、解けるのではありません。
この問題は、どういう仕組みになっているのだろう、と、子どもが好奇心をもってチャレンジするから解けるのです。
命令したから、高い値段で売れる製品の特許が書けるわけではありません。
技術者の夢と情熱がなければ、優れた特許は出てこないのです。
山本七平さんに、「日本はなぜ敗けるのか」と言われないように、日本人にはよく考えてもらいたいですね。



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最終更新日  2007/03/27 12:56:56 PM
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