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2007/05/19
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テーマ: ニュース(95833)
カテゴリ: 時事的話題
NHKの報道によると、自民党の文教関係の合同会議で、学生野球憲章に違反して特待制度を行って処分を受けた高校が相次ぎ、批判が大きかったことについて、一定の奨学金を認める新たな特待制度を検討することにしたのだそうです。

日本の世論は、貧困家庭で野球の才能がある高校生を私立高校で活躍させるために野球特待生を認めろ、ということのようですが、私は、野球特待生には絶対反対です。
5月9日の日記 でも書きましたが、大学野球でも、アルバイトをしながら勉学と野球を両立させている学生がいるのです。
高校生でも、家庭が貧乏で私立には通えず、アルバイトをしながら公立高校に通い、勉強も頑張りながら甲子園を目指して、日々練習を続けている高校生がいるのです。
高校野球は、私立高校の生徒だけのものではありません。
私立の高校に野球特待生を認めれば、公立の高校で甲子園を目指しつつ毎日野球の練習に励む高校生の夢を閉ざしてしまうことになります。

片方はアルバイトをしながら勉強と野球の練習を続けているのに、片方は、「野球の素質があるから」という理由で奨学金がもらえて、生活の苦しみもなく野球の練習に打ち込むことができるのです。
こんな不公平は、はっきり言って、憲法第14条に違反する、 差別 以外の何ものでもありません。

素質があると言われながら、プロ野球にドラフト1位でスカウトされて、1勝もできずに消えていった選手が何人もいます。
一般人が「野球の素質」と思うものは、「野球の素質」ではないのです。
確かに言えることは、不断の努力と工夫が甲子園での勝利を生むということであり、昨年夏に進学校の早実が優勝したことがそれを示しています。

こういう問題にどうして自民党が首を突っ込んでくるのかわかりませんが、どうしても特待生を認めろ、と、言うのなら、公平を期すために、高校野球や大学野球を、特待生を許すグループと、特待生を許さないグループに分けるべきです。
特待生を許すグループは、プロ野球からもどんどんお金をもらえばよいし、奨学金もガバガバもらって、高校・大学を出たらプロ野球選手になればよろしい、その代わり、甲子園球場や、神宮球場には出てこないでもらいたいですね。
神宮球場では、アルバイトをしながらでも野球と勉学を両立させるべく頑張っている学生だけでアマチュア野球をやればよいのです。
私は、アマチュア野球をの方を見に行きます。
プロ野球予備軍を見に行くくらいなら、プロ野球をそのものを見に行きます。

この問題でも、商業主義に毒された日本の世論は、毎日ボールを追いかけている特待生でも何でもない普通の高校生や大学生、そうした大多数の高校生や大学生の純粋な気持ちを全く無視するのです。
奨学金をもらっている野球三昧の選手と、アルバイトをしながら野球と勉学を両立させる選手が試合をして、何がおもしろいのでしょうかね?




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最終更新日  2007/05/19 01:40:40 AM
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