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2007/06/02
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カテゴリ: 政治
本日(2007年6月2日)付朝日社説を見てみます。
「安倍首相―少し頭を冷やしては」、「教育再生会議―一から出直したら」の2件ですが、教育再生会議の方はあとで書きます。

まず、「安倍首相―少し頭を冷やしては」の方ですが、タイトルが気にくわないですが、そんなことはどうでも良いので、中身を見てみると、「参院選挙という政治決戦が迫る。安倍首相は焦りを募らせているようだ。」と最初に書いてあります。
そうなんでしょうかね?
安倍首相、「国民投票法」に続いて、年金問題でも、余裕でやりたい放題というように見えます。
民主党長妻昭議員が宙に浮いた年金記録などを必至に調べ上げ、国会でも厳しく追及しましたが、政権与党は数に任せて、いい加減な年金法案をゴリ押ししてしまいました。
数々の問題点が指摘されているのにもかかわらず、政権与党は、審議を打ち切り、強行採決してしまいました。
衆議院を通過した「年金時効撤廃法案」で確実に救われるのは、年金保険料支払いの領収書を持っている人だけです。
私でも、危ないなと感じ始めた10年前くらいからしか残していないので、ほとんどの人はダメでしょう。

今後、年金保険料をきちんと支払ったのに、年金を満額受給できない人、あるいは全くもらえない人が出てきて、しかも、民間委託された年金窓口で訴えても門前払いされる高齢者が確実に出てきます。
一昨年夏の衆議院選挙で、郵政民営化するかしないかそうれが争点だと聞かれて、「自民党」と書いた人が多かったのですから、当然の報いででしょう。
そういう中にあって、選挙で負けた側であるのにもかかわらず、民主党は国民の立場に立って年金制度を守るために最大限よく努力したと思います。

私は、ここまで、政権与党が年金法案を無理矢理強行採決させた背景には、信じられないような不正が隠されていて、とても、国民の前に明らかにできないからだろうと勘ぐっています。
そうでもなければ、問題点が数々指摘されていて、ここまで無理をする理由がわかりません。
年金財政は、明日にも破綻するという状況ではないので、問題点がクリアになるまで充分に検討し直して、秋の国会でもう一度やり直せばよいのです。
とくに「年金時効撤廃法案」については、厚生労働委員会で長妻昭議員が宙に浮いた5000万件のデータを追及し、たった1日で法案を提出して、安倍首相が党首討論で言っていた第三者機関設置すら明記されていないのに、4時間の審議で強行採決、と、信じられないような話です。
民主党も、確実なデータや証拠に基づいて追及を行わないと、昨年の永田寿泰のようなことになるので、厚労省が提出したデータに対して追及を行うだけです。
一般人には及びもつきませんが、想像するに、宙に浮いた年金支払い記録5000万件の中に、非常に都合の悪い話が紛れているのでしょうね。
でも、一昨年夏の衆議院選挙で「自民党」と書いた人が多かったので、万が一そうであったとしても、これで、闇に葬られてしまうでしょう。
逃げ延びた、と、胸をなで下ろしている、高級官僚がいるのかも知れませんね。


宙に浮いたり、消えたりしてしまった年金記録をどう救済するか。官製談合の元凶である天下りをどう改めるか。どちらも国民の暮らしや税金の使い方に絡む重要な課題である。一日も早く対策を講じる必要があるのは確かだ。
だが、郵政民営化総選挙で得た巨大議席の数の力にまかせて、ブルドーザーのように野党をなぎ倒しにして突き進んでいいわけはない。苦言を呈した河野議長の判断は当然のことだろう。
と、強行採決を続ける政権与党に注文を付けています。

こうやって、多数派が少数派の意見を聞く耳を持たずに強行採決で決めてしまう、というのでは、国会や国会議員は、存在価値無し、ということです。
時の政権が、政権を支持するかどうか世論調査して、政権支持率が5割以上あれば、何をやっても構わない、ということです。
今の国会は、年金について、何も審議していないのと変わりません。
長妻議員がしつこく、柳沢厚労大臣を追及しても、答弁席でまじめに答えない、役人に資料も提出させない、これの責任を追及しようとして、不信任決議案を提出して、柳沢大臣の姿勢の問題点を列挙するのに何時間かけても足りないくらいなのに、不信任決議案の趣旨説明に時間制限をつけよう、と、自民党の幹事長氏が言っているのだそうです( こちら
委員会では十分な審議もさせず、本会議のでの趣旨説明には時間制限をつけて、国会で政権与党の問題点を指摘することは絶対に許さない、反論も絶対にさせない、というのが自民党の方針のようです。
年金にどんなデタラメがあろうと、国民には文句を付ける資格はないのだ、年金記録がなくなってしまった運の悪いヤツはさっさと墓場に行け、というのが自民党幹事長氏のお考えなのでしょう。

こんなことなら、国家の財政赤字を減らすために、衆議院も参議院もやめてしまえばよいのです。
どうぜ独裁政権で何も審議しないのですから、国会などあっても意味がありません。
議員選出の選挙もしなくて良いし、国会議員の給料と歳費、調査費などが浮けば、財政もずいぶん助かるでしょう。
首相だけ人気投票で決めて、あとは、4年に1回くらい、政権を支持するかどうかだけ有権者に聞けばよいのです。
きょう、神宮球場では早慶戦ですが、今人気投票すると、「ハンカチ王子」が選ばれるかも知れませんね。




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最終更新日  2007/06/02 09:00:03 AM


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