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2007/07/30
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カテゴリ: 政治
今のところ、参議院議員選挙の民主党の議席数は59で、民主党単独での過半数には届いていませんが、比較第一党の座は獲得できました。

ですが、今回の選挙は「絆創膏選挙」です。
民主党にとっては、民主党の最大の支援者であったと言うべき農林水産大臣サマサマの選挙でした。
投票率が上がらなかったのは、強行採決に明け暮れた国会に嫌気が差した自民党支持者、公明党支持者が投票する気をなくしたからだと、私は思っています。

これで、民主党の議員さんたちに満足して頂いては困ります。
安倍首相は、退陣しないと言っています。
国民投票法案採決以降の安倍タカ派強硬路線を今後も続けてくるかも知れません。
選挙結果に現れている国民の意思など関係ない、安倍政権だけが日本であって異論を聞く必要などあるもんか、少数意見は踏みつぶせ、3分の2を持っている衆議院だけで全部決めてしまえ、参議院など無用の長物だ、と、言って、今後2年間、従来以上の無茶苦茶路線を突っ走るかも知れません。


社会保険庁が扱ってきた年金資金が、不明朗な使途に流用されていないか、なぜ、膨大な財政赤字を産むまでに無駄な公共工事を続けてきたのか、その利権構造はどうなっていたのか、公正なルールに基づく競争原理の実現のために、ルールを歪める悪弊の摘発を行い、努力した人が努力しただけの成果を得られるような社会の実現に努めて頂きたい。
社会的弱者への再配分を増やして日本全体がプラス指向になるためには、本来敗者となるべき人間が不正をはたらくことにより勝者となり、ズルをまかり通すために弱者からさらに収奪するような構造をなくすべきです。

そして、既に、政権交代をかけた衆議院選挙の選挙戦が始まっていると考えるべきです。

きょう、7月30日、参議院選挙の結果を受けて、東京証券市場では株価が大幅下落するだろうと思われます。
民主党は、日本経済の活性化策をどんどん提言すべきです。
官製談合や、口利き、食品偽装などの不正を抑制し、公正なルールに基づく競争を実現することによって、日本を活性化できるはずです。
進んだ技術をもつところが工事案件を受注し、中身のしっかりしたものを作るメーカーの商品が売れ筋となるようにすれば、日本の国際競争力にもプラスになります。
強い産業をどうやって作って行くのか、それを支えるシステムはどうすれば良いのか、法人税減税などであるはずがありません。
新しいビジネス・モデル、特許、新しい文化、そして伝統芸能、工芸品、こうしたものを奨励するためのシステムを提案して、日本人が、よし、自分も頑張ってみよう、チャレンジしてみよう、そして、チャレンジする人を応援しようというポジティブ・マインドが日本中に広まるような、ムード作りを民主党にはお願いしたい。
実現できるかどうかもわからない、あるいは、実現できても何にもおもしろくない、官僚の作文のような、上から押しつけ的なものではダメです。
実践者の創意工夫を活かした民間からの情熱あふれる提言であるべきです。

日本人が提言の実現性に対する信頼感を持てれば、海外からも資金が流入してくるようになるはずです。
賃下げやリストラというような長期縮小経済に向かうのではなく、賃上げと雇用創出により消費を拡大し、日本経済を拡大し、相対的に国家財政の大幅赤字を縮小させるようなものであるべきです。
経済の拡大ができれば、年金財政の将来的な不安を打ち消すこともできます。

日本国民に、夢と希望を与えるような施策を打ち出すことが、政権交代をかけた衆議院選挙のための最大の運動にもつながります。
次の衆議院選挙の民主党マニフェストでは、増税無き経済発展により国家財政を立て直すということが数値化された上で、有権者に提示できるように、民主党にお願いしたいと思います。



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最終更新日  2007/07/30 02:36:29 AM


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