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2007/09/26
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カテゴリ: 政治
毎日新聞によると、'06年度の国民年金保険料の実質納付率は49%となり、年金保険料は支払わないのが当たり前、まじめに年金保険料を納付している人の方が少数派になってしまったのだそうです( こちら
社会保険庁では、納付率を66.3%としていますが、対象者から免除者を差し引いた人に対する比率なのだそうで、まやかしの数字ですね。
年金保険料を支払わない人を社会保険庁の職員が勝手に免除者にして、見かけ上納付率を高めている例も、過去に発覚したことがありました。

これでは、国民年金は、既に制度として崩壊している、と言うべきです。
私は、バカ正直に国民年金料の支払いを続けていますが、義務だと思うから支払っているだけで、社会保険庁がそのまま「日本年金機構」に移行して、臭い物にはフタ、デタラメやりたい放題組織のままになれば、自分が年金をもらえることはないでしょう。
これも、一昨年夏の衆議院選挙で、「改革を止めるな」の怒号と刺客報道に踊った有権者が、「自民党」と、書いてきてしまったからです。

いまだに、福田政権には「これまでのようなアグレッシブな構造改革路線は期待できない」というようなことを言う人がいます。
小泉-安倍政権のどこが、アグレッシブな構造改革路線だったのでしょうか?

社会保険庁の乱脈運営には目を覆うばかりですが、高級官僚が横暴を極め、大臣の命令にさえ平気で逆らえるような構造になったことが「構造改革」と言われたのではたまりませんね。
膨れあがる国家の財政赤字もそうですが、小泉政権でも、安倍政権でも、'90年代から引きずっている問題を悪化させただけで、何も改革されていないのです。

少数派の正直者がまじめに年金保険料を支払って、ある日突然、年金制度はなくなりました、と、単に告げられるのです。
私が払ってきた年金保険料はどうなるのですか、と、聞いても、本当に今までありがとうございました、と、「謝意」を述べられるだけ。
「構造改革」とは正直者がバカを見るようなシステムにすることなんでしょうかね?

参議院選挙前の通常国会で、ロクに審議も尽くさず「日本年金機構」案が強行採決で通ってしまいましたが、どう考えても、社会保険庁は、上の方の役人は厚労省に残ってもらい、実務者から下を国税庁に持って行くべきだと思いますけどね。
今のところ、民主党からは、年金流用禁止の法案しか出てくる様子はありませんが、通常国会で審議不足の「日本年金機構法案」を一度破棄して、再度「歳入庁案」を検討すべきではないのでしょうか?
社会保険庁から「日本年金機構」に名前が代わり民営化されると、国民年金保険料を払っていない多数派の人たちが払ってくれるようになる、とは、私には、とても思えません。
正直者がバカを見るようなシステムは、何とかしてもらいたい。




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最終更新日  2007/09/26 08:17:20 AM


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