ぐりっちのいるところ

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ぱぷりか。

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飼育ケースに差し込んだ羽化用のお菜ばしに
３つの抜け殻。
やったぁ！
と思うもつかの間、水面にぷかんと浮かぶ２匹のとんぼ。
割り箸をそっと差し入れたら、
ひしっとつかまってきたのでベランダの柵へ。
よかった。
そのうちの一匹です。

飛び立つことが出来ませんでした。
片羽がくしゃくしゃで。
乾いたらぴんとするかも。と
やはり柵にのせてみたけれど、
割り箸につかまることすら出来なくて。
それなのに、風で倒れるカラダにそっと手を添えると
ぶるん！って震える。
そして一生懸命風に向かってくです。
何度も。何度も。

触れちゃいけない。
何でかそう、思ったです。

学区内をリポートしにいったです。
ゆかちの班は学校裏のお池のある公園へ。
そこでトンボとバッタを掴まえて
虫かごいれて。
ふと気づいたら、バッタの頭が無くなってたそです。

本で知るより、インパクトあったろなぁ。

そんな話聞いたら、
ゆかちが年長さんの時のこと思いだしたです。
保育で行った公園で
カマキリつかまえて、
そんで蝶もつかまえて、
おんなじ虫かごに入れちゃった。
で、ちょうちょ食われた。
一部始終を見てたゆかちが
「ちょうちょ､可哀相。」って云ったら、
それまで黙ってみてた保母さんが
「なんで可哀相？」って訊いたんだ。
ゆかちは、
「ちょうちょがカマキリに食べられて可哀相。」って答えた。
そんな話思い出した。

私なら同じ虫かごに入れようとしたとこで、
止めてたかもしれない。
食べられた時、先に「可哀相」って口にしたかもしれない。

でもそうじゃないんだな。って
勿論わざわざ”させる”ことではないけれど。

僕らはみんな生きている。
そう気づかせてくれる。
五分の魂たちに
感謝を。

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