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CTIのコーアクティブリーダーシッププログラムに参加すべく、上司に休みをこの期間で取りたいと2月下旬に告げたとき、上司は「参加はOK。でもこれは大変そうだね、一日預けて」と。
私の申し出をきっと快諾してくれるだろうと思っていたけれど、まさか更に協力してくださるとは思っていなかったので、面食らってしまった。
上司らしいといえば、そうなのだけれど。
プログラムの内容を見て、社員の自己啓発を会社として何らかの援助ができないのか、と人事部長にかけあってくださった。
あ~私はとってもいい上司に恵まれた、と前から思っていたけれど、この方は本当にスゴイな、と思った。
かつて人事部にいた私は、こんな申し出が通るはずはないと分かっていた。
きっと上司もそうだ。それでも、私の仕事を評価し、更なるステップアップは会社のためにもなるのだからと前例のないことでも応援してくださる姿勢。
まさに、有言実行リーダー。
でも一方で、私はこれで会社の援助が受けられたりしたら困る、とも思っていた。
プログラムに参加したからといって、会社のために何かできるとは限らないし、私の性格上、それが重荷になるかもしれない。
だから、上司には申し訳ないけれど、この申し出が通らぬようにと願ってもいた。
人事部長の意見は最初からNO。
上司は人事部長の独断にせず、社長と専務にも聞いて欲しいと言ってくださったらしく、返事に時間がかかった。どこまでも有難く、この方は裏切れないな、と思った。
そして今日返事が。
残念ながら、援助はできない、と。
嬉しい却下は初めてだった。
結果じゃなく、そのプロセスにものすごい感謝をし、心からお礼を言った。ここまでしていただいただけで、十分です。
物事に真剣に向き合い、取り組むこと。
この上司とはまだ一年のお付き合いだが、そのことを日々教えていただいた。
夢や目標は抱くことが大事なのではなく、それを叶えようとするプロセスに価値がある。
そこで起こるドラマにたくさんの学びがある。
人への感謝が思わずあふれる感動がある。
私もそういうことを行動で伝えていける人でありたいな、と思った。