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以下に『祝福家庭』19号(2000年 冬号)で掲載された郭錠煥氏の講話全文です。
父母の心情で入籍を準備してこられた真の御父母様
第一次「三時代大転換四位基台入籍祝福式」の2日目、9月25日夜、郭錠煥先生が講話をされました。講話のタイトルは編集部でつけました。
郭錠煥(36双)
真のご父母様のみ言を中心として整理する
私たちは今、歴史的な恩賜を享受しています。これは非常に恵まれた立場です。このような恩賜の場は歴史に例がありません。私たちの家庭はこのような恩賜を、単純に感謝だけして受けることができるでしょうか? 多くの悔い改めをしなければならない私たちの姿です。
私たちはいったいいかなる者であり、私たちの家庭がどのような位置にあるのかを、この恩賜の期間、真のご父母様の御言を中心として点検し、整理をしなければならないと思います。
祝福の真の意味は、サタン主管下にあった私たちが、偽りの愛、偽りの生命、偽りの血統を転換し、神様と真のご父母様を中心とした真の愛、真の生命、真の血統と新しく因縁を結んだということです。私たちはそのことを骨身にしみて感じ、感謝しなければなりません。
真の生命という概念が、祝福の中心要因の一つなのです。私たちは祝福によって、新しく生まれたのです。ですから、この祝福がもっている意味の中には、入籍という概念が内包されているのです。
人が生まれれば戸籍に載せます。新しく誕生した生命は登録しなければならないのです。それがまさに入籍です。このように入籍と祝福は関連しており、離すことはできないのです。
入籍とは戸籍に登載することですが、それは戸籍制度がある場合であり、少なくとも国家主管下でのことです。赤ん坊が生まれたからといって、家の中で入籍の手続きをしても法的意味はありません。入籍とは、少なくとも国家的な次元でなされるものなのです。
それゆえ、天を中心とした国家基準をもつようになる時、初めて、この入籍ということが本格的に議論されるのです。この入籍は、国家と関連している問題なのです。
昔、祝福のまえにお父様は、「祝福は一度ではいけない。今回あなたたちが受ける祝福は、国家が歓迎し、世界が
歓迎する位置で受けるのではない。これは理想的なものではない」と語られました。
本来、神様の理想の中で、アダム・エバが祝福を受ける位置というのは、すべての国、森羅万象、全天宙が拍手をし、祝賀し、賛美する中でなされるものです。
ところが、私たちが受けた祝福は、すべての国、全天宙が歓迎する中で行われたのではなく、統一教会の中だけで認められる、教会次元の祝福でした。それゆえ、天も真のご父母様も、国が公認する立場で再び祝福をしてあげたい、入籍をさせてあげたい、という本然の心情を抱いてこられたのです。
黙々と、入籍を準備してこられたご父母様
一九六〇年に三十六家庭を祝福してくださる時、将来、国家基準で受ける入籍について語られました。その前年、五九年にも、今から四十一年前ですが、入籍について言及されました。「将来、祝福家庭は入籍を受ける日が来る」と。
しかし、私たちはそのようなみ言を全く忘れて過ごし、一人として真のご父母様が願われる通りに生きることが
できませんでした。
それでも、お父様はそんな私たちをそのままにほってはおかれず、私たち祝福家庭を天国の戸籍に登録して、天国に名前を記録してあげようと、長い間、粘り強く努力してこられたのです。
もし、キリスト教が、国の主権者が責任を果たし、真のご父母様に待って国家基盤が造成されれば、それで神の国が復帰されたでしょう。その基台のうえで入籍の役事があれば、どれほどいいでしょうか。本来、国家が復帰されてこそ、原理的に完全な入籍がなされるのです。
お父様は国家を復帰するために精誠を尽くされながら、それがなされなかった場合の対策として、一段階高めて、国家を越えた立場、超宗教・超国家fな立場から摂理を進めてこられたのです。それが国連の摂理です。国連は、国を越えているのです。
国が成立するためには、主権と民と国土が必要です。主権は、サタンが降参したので、すでに天の主権があります。民は、地上、天上に祝福を受けた家庭がいます。問題は国土なのです。
国土の問題に対して、お父様はすでに一九九八年六月十三日、アメリカのニューヨークのマジソンスクエアガーデンでの祝福行事を出発点として、他の次元の準備をされました。
その時、聖人と共に地獄にいる殺人魔・悪霊までも祝福され、それ以後、霊界における祝福行事が急速に進展しました。
殺人魔、悪霊がいる所とは、地獄であり、サタンの本拠地です。その悪霊が祝福を受けたということは、天の主権を代表した真のご父母様の権能が、サタンの本拠地まで及んだということです。
それは、神様の主管圏が、天上世界のサタンの根本的な本拠地までも占領したということです。このように霊界ではすでに真のご父母様は、十分な領土をもっておられるのです。
さらに、お父様は先回の国連での大会で、百二十万ヘクタールの土地を国連の領土として使用することを世界と国連の指導者の前に、公式的に発表されました。国家次元を越えた、世界全体を管轄する立場である国連において、領土の条件を立てられたのです。
そのことによって、主権、民、領土をもった立場に立ち、本格的に入籍行事を行えるようになったのです。
しかし、なぜご父母様はこのような入籍行事を、実体的に領土を取り戻した後にされないのでしょうか?
神様の摂理には、必ず「時」という問題があるのです。西暦二〇〇〇年というこの年は、普通の年ではありません。来年、新千年期が始まるのです。「千年」という歴史の単位は、摂理の計算法として非常に重要なのです。
それゆえ、今年がどれほど重要な年かということが分かります。具体的に真のご父母様の摂理と関連して見てみましょう。
今年お父様は、第二次四十年路程の出発を宣言されました。一九六〇年、聖婚式によって真のご父母様がこの地に定着され、それから四十年が経過しました。第一次四十年路程が過ぎ、今年、第二次四十年路程が出発しました。これは、一世中心の摂理から二世中心の摂理に新しく出発するという意味です。また、お父様は「今年から第四次アダム圏時代が始まる」と言われました。
このような全体的な摂理の進行から、二〇〇〇年の今年はとても重要な年なのです。真のご子女様を中心とした二世の時代に転換するこの時に、お父様はご自身の責任によって養子・養女とした祝福家庭を入籍させ、次の二世の時代を、違う次元で出発できるようにしておられるのです。
お父様は私たちの知らないところで、だれにも相談せず、だれの協助を受けることもなく、入籍の準備をしてこられました。
お父様は「ジヤルジンに行って四十日修練を受けなさい」「総生畜献納祭をしなさい」と、さまざまなことを私たちに願われました。 私たちが一つでも実を結ぶことができるように、一つの条件でも立てることができるように、配慮してくだったのです。私たちを入籍させるために準偏し、教育をしてこられたのです。
そして、「これからは直接主管することができなくなる。私が直接主管しなくても、私が語った御言を訓読しながら、自らを教育し、自らを叱責しなさい」と、訓読会の伝統を、私たちに強調してこられたお父様なのです。
このような内容はすべて、私たちを入籍させ、私たちを永遠に生かしてくださるための準備です。お父様はそれを、お一人でしてこられたのです。それは純然たる父母の心情です。
子女達が御旨を悟ることができず、時を悟ることができず、重ねて強調してもそれを悟ることができず…、それでもお父様は、黙々と、このような準備をしてこられました。
このようなご父母様のIt に私たちは、申し訳ないという心情をもたなければいけないと思います。
きょうこの時点において、祝福家庭の状態は、真のご父母様が見つめられる時、どのような姿でしょうか? それを再確認しなければなりません。
私たちは長成期完成級で祝福を受けました。それゆえ、残りの一段階、つまり完成段階は本来、私たちの責任で上がっていかなければならないのです。
その完成段階は、私たちが至誠を尽くして責任を全うし、御言に一〇〇パーセント従順に原理f的な生活をすれば、祝福後七年目に越えることができるのですが、ここに集まった私たちは七年どころか、多くの年月が過ぎても、完成基準に立ち得ていないのです。
自分自身に「あなたは原理を中心として完成したか?」と問えば、だれも自信をもって「そうだ」と答えることはできません。それが、今日の私たちの姿です。
未完成というだけなら、まだいいのです。満たして完成すればいいのですから。ところが、さらに私たちには、堕落性、習慣性 が染みついているのです。御言どおりに生きることができず、世の中のよこしまな流行や基準に合わせ生きてきたので、サタンが讒訴する内容が私たち
に残っているのです。
このように私たちは、不足な面と同時に、罪の一面、つまりサタンが「私のものだ」と讒訴する条件があるのです。その二つの面をもっているのが、私たちの今の姿なのです。
ここにおられる方の中で、「私はそうではない」という方は真に幸福な方ですが、大部分は同意されるのでは
いかと思います。同意されますか? (「はい!」)。
お父様ご自身がサタンー側に条件を提示
しかし、これ以上遅らせることはできないのです。天運が訪れ、真のご父母様の時代が始まるのです。重い荷物、清算されなければならない頭の痛い内容までも、真のご子女様に相続させることはできないのです。ご父母様に重荷を背負わせたいと思いますか? そうは思わないでしょう。
生涯、孤独な道を歩まれ、だれの助けも求めずに、御旨に全責任をもってこられたお父様が、残された重荷を風呂敷に包み、ご子女様に「二世時代が来たので、私はもうできない。これもあなたが一緒に預かりなさい」とは言われないのです。それゆえ、お父様はさらにお忙し
いのです。
私たちは内容も知らずに、ここに集まってきましたが、お父様はそのようなお立場です。
「入籍のための二十一日修練会がある」と、突然聞いたので、皆さんは準備するのも難しいくらいだったでしょう。
お父様は、祝福家庭に対して大きな期待をしておられましたが、祝福家庭は責任を果たすことができませんでした。お父様は真のご子女様を犠牲にして、祝福家庭に投人してこられたのです。その祝福家庭が責任を果たさないのですから、お父様はとても切ない心情を抱いておられました。
時々、食卓や私的な席で、お父様がそのご心情を吐露される時、私はとても心苦しく、真に申し訳ない悪いになりました。
そのようなお父様のご心情を知っていた私は、「この二十一日修練会が始まれば、私たちはしかられるだろう。思う存分打たれて、赦しを受けよう」という思いで、第一次の二十一日修練会を迎えました。
ところが、一次から三次までの修練会でお父様は、三回もおしかりになりませんでした。それどころか、草創期を回想して笑われ、歌を歌わせ、踊らせ、御言を語られました。「なぜだろう…」と、私は驚きました。
そのことに対して、私なりに結論を出しました。
お父様が「私がすべての重荷を担い、私の責任のもとですべてを赦し、解決してあザなければならない」と決意されたように思うのです。
しかし、個人、家庭の背後では、神様とサタン側の熾烈な闘いがあるのです。先ほどもお話ししたように、私たち祝福家庭は未完成なだけでなく、サタシ側から讒訴を受けざるを得ないさまざまな罪があるのです。
そのような罪のある祝福家庭を、お父様が入籍させようとするわけですから、お父様ご自身が、サタン側に何か条件を提示されたはずです。ご父母様はそのことについては語られませんが…。
このような点から、今までもご父母様の前にあまりにも多くの負債があった私たちですが、今回の入籍の恩賜を受け、さらに大きな、量り知ることのできない負債を負うことになるのです。そのような事実を悟らなければなりません。
これを木に例えてみましょう。
私たちは養子・養女という立場で、真のご父母様という木にぶら下がっている実です。実は、秋までに結実しなければなりません。実らなければ、途中で落ちてしまい、その実は種の役目を果たすことができません。実る前に落ちた実は、越冬することができず、腐ってしまいます。
では、このたびの入籍修練会、入籍の祝福式とは何でしょうか? 真のご父母様という木から独立する時を迎えたということです。私はそのように解釈しています。
今やこれ以上、真のご父母様にくっついていることはできないのです。なぜなら、二世時代が始まるからです。私たちは一世の祝福家庭として、独立した種とならなければならないのです。
祝福を受けた私たちが完成した種となり、地に落ち、春には芽を出し、独立した木となっていくのです。そして、真のご父母様の周辺の垣根にならなければならないのです。そのような時を迎えたということです。
私はふと、カンガルーを思い出し、お父様のご苦労が偲ばれました。
カンガルーは、子供を産むと前のポケットに入れて、子供が自分の足で歩き独立して暮らせるようになるま
で、その中で育てながら歩き回るのです。
私たちはカンガルーの子供のように真のご父母様のポケットの中で成長し、七年が過ぎれば独立していかなければならないのです。ところが、七年たっても出て行こうとせず、十年、二十年たっても出て行こうとしません。
それも一名や二名ではなく、数万、数百万名がすべてその中に入っているのですから、真のご父母様はどれほど重く、どれほど大変でしょうか。
それでもお父様は、時がそうでない限り、おそらくずっとそれを抱いて走り回られることでしょう。しかし、第四次アダム圏時代、第二次四十年路程、二世時代が始まるので、そうすることができないのです。
八 真のお父様の最後の祈り「すべて成し遂げた!」 (P1645)「八定式」(1989.8.31)宣布の後に祝福家庭に「氏族メシヤ」として氏族復帰をするようにと命じられました。真の父母様は八段階でしたが、私たち祝福家庭は個人・家庭・氏族の三段階を勝利すれば真の父母様と同等の勝利圏を相続することが出来るというものでした。
きょう、最終的な完成、完結を成し遂げてお父様のみ前にお返しし、今までの一生をお父様にお捧げすることを知っておりますので、そのみ旨のままに、今は、精誠を捧げてすべての生を終了する時間を迎え、堕落のなかった本然のエデンの園に帰り、エバが過ちを犯し、アダムが引っ掛かった責任分担を、すべて超越できるようになりました。
あらゆることに対する解放、釈放の権限をもち、誰であっても父母様のあとに従いさえすれば、四次元においても、十四次元においても、地獄に行く者を天国に入籍させることができ、四次元の入籍と十四人の息子、娘たちを中心として、 氏族的メシヤが国家を代表する名称となって 三百八十七の国々(アベル国連圏百九十四カ国、カイン国連圏百九十三カ国) さえ復帰すれば、すべてが終わることを宣布します。 そのためのあらゆることを、すべて成し遂げました。すべて成し遂げました。アーヂュ。 (二〇一二・八・一三)
一休さんのような機知(トンチ)ではありません。
奇知=人とは異なる知恵
すなわち神様の知恵
世界平和を願う 奇知の外の凡人
が徒然なるがままに書く日記です。
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