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「奉献転換式」宣布
一九九八年五月二十六日(陰暦五月一日)、米国のベルベディア国際修練所で、約五百名の食口が参加する中、第三十六回「真の万物の日」の記念礼拝が行われました。この礼拝で、真のお父様は「すべての存在と歴史的事件の主人は神様であられる」という主題でみ言を語られ、午後二時を期して「奉献転換式」を宣布なさった。


   式前の準備

 この日の宣布式には、真のお父様の指示によって、父の国の韓国代表十二名が最前列に立ち、母の国の日本代表四十名、三人の娘にあたる台湾・フィリピン・カナダの代表がそれぞれ十二名ずつその後ろに並んで立ち、長子国のアメリカ代表四十名は、彼らを取り囲むようにして立った。それ以外の人たちは皆外に出され、真のお父様は「奉献転換式」の祝祷をされた。

   み言

 「すべての存在と歴史的事件の主人は神様なり」。この題目は大きいのです。そこには欠けているものがありません。では、世の中に関してはどうなるでしょうか? また、悪に関してはどうなるでしょうか? 悪に関しても神様が主人でしょうか? 歴史的な事件といえば、そこには悪も含まれ、善も含まれているのです。

 神様のみ旨が完成した世界になれば、地獄の主人は誰になるでしょうか?(「地獄はありません」)。地獄がないとはどういうことですか? 刑務所は地獄と似たような所ですが、アメリカには刑務所がありませんか? その地獄はアメリカの所有ですか、他の国の所有ですか? アメリカの所有なのです。

 それと同じように、神様がつくられた万物は、すべて神様のものにならなければなりません。良きにつけ悪しきにつけ、神様の所有圏内になければならないという結論になるのです。ですから、地獄も神様のものにならなければならないのです。

 では、地獄の主人は今誰でしょうか? サタンです。そのサタンは、もともとサタンになる前は誰のものでしたか? 神様のものでしたか、サタンのものでしたか? 神様のものでした。神様が完全にすべての主人であれば、すべては神様のものとして返らなければならないのです。

 今日は「真の万物の日」です。今までは自分のものと思っていました。私に属するすべての土地や家は、私のものであると考えてきたのです。皆さんの夫、皆さんの妻、皆さんの息子や娘を、我が息子、我が娘、我が妻、我が夫と考えて、自分勝手にやってきました。それらが堕落後に継承された存在であるということを、はっきりと知らなければなりません。

 それを整備するために、私たちが知らない中で、神様が数千年間も役事されてきたということを知らなければなりません。ですから、私たちは所有権を否定しなければなりません。万物をすべて否定しなければなりません。万物をサタン世界で否定しなければならないのです。神様はそのまま取り戻すことができないので、万物を半分に裂いて所有権を決定するという祭物の時代があったのです。神様は強制的に奪ってくることができないのです。

 旧約時代は所有権を否定するための時代です。所有権を否定して、神様の所有とサタンの所有を決定するための条件物が祭物なのです。条件物は所有権を決定するためのものであるということを知らなければなりません。半分以上を占領して、その占領した世界に神様の息子と娘を送り、その世界を相続するというのが神様のみ旨なのです。



 供え物を誰が殺しますか? 誰が殺すのですか? 祭司長が殺すのです。祭司長は屠殺者です。この世から見たら、唾を吐かれるような存在なのです。供え物はプラスとマイナスです。民の代わりに殺して捧げた供え物と祭司長とが一つになれなかったので、一つにならなければならないのです。供え物のプラスとマイナス、そして民と祭司長が一つにならなければならないのです。縦横に一つになってこそ、神様が所有することができるのです。ですから、神様の息子が来て所有することのできる地、つまり王権を立てていくのです。王権をつくっていくのです。

 旧約時代には、供え物を捧げる法をどれほど厳格に守ったことでしょうか! 供え物を捧げるということは、神様の息子、つまり天国の王者を迎えるということだったのです。神様の息子を迎えるのです。サタンの息子ではありません。サタン世界には神様の息子はいないのです。サタンの息子に来いと言うのではありません。神様の息子を迎えられるイスラエル選民の王権基盤をつくらなければならないのです。

 その王として遣わされたのがメシヤです。ですから、そのメシヤの前に民が一つにならなければなりません。ユダヤ教はアベルであり、ユダヤの国はカインです。そのカインとアベルが一つにならなければなりません。一つになって、イエス様を国の王として、仕えなければならないのです。ユダヤ民教は蘇生、ユダヤ教は長成、イスラエルの国王は完成です。ですから、民と祭司長と王が一つにならなければなりません。

 民は家庭をもつようになり、父母となって、王の位置に上がらなければなりません。天の位置、真の父母となって王権を回復するのです。ですから、イスラエルの民は、家庭をもって教会と一つになった後で国と一つになり、イエス様を王として、仕えなければならなかったのです。家庭の王、教会の王、それから国の王を復帰しなければならなかったのです。それをしっかりと理解しなければなりません。

 これから統一教会は、長子権時代と父母権時代を過ぎて、王権時代に入るのです。ですから、その手続きを踏むべき時が来ました。さきほども話しましたが、先生のお尻に何がぶら下がっていると言いましたか? 旧約時代、新約時代、成約時代、王権時代がぶら下がっているのです。王権時代に神の国を立てたならば、すべてはまず王の所有にならなければなりません。

 真の父母が現れてどうなるのでしょうか? 未来の王権を代身した所有物は、私たち家庭のものではなく、貴重に扱って国のものとしなければなりません。国の家庭を代表できなければなりませんし、その国は、世界の王権の物を代身し、世界の民を代身し、世界の家庭を代身しなければなりません。このように連結していかなければならないのです。そうして、全天宙の万物を神様に捧げなければならないのです。そのようにしてこそ、その万物が完全に復帰されるのです。

 このように、万物を供え物として犠牲にし、神様の息子を迎える準備をしましたが、イスラエル民族の不信によってイエス様を殺してしまったのです。それで、息子が犠牲になったのです。息子の祭物時代です。ですから、キリスト教が血を流すのです。このように万物の祭物時代が過ぎて、息子が供え物となって血を流す時代直系の子女が血を流す時代に入るのです。

 キリスト教はどの国に行っても二つの群れ、、すなわちサタンの群れと教会の群れに分かれて、教会の群れが犠牲になってきました。教会の群れとは、教会の牧師や宣教師たちのことです。地図を抱え異国に行っては血を流してきたのが、宣教師たちの歩みであったということを知らなければなりません。その時、イエス様を代身した教会の牧師と、国を代表した国の群れが、完全に一つになるべきでした。

 息子と娘に血を流させ、犠牲にしてきたのは、真の父母をこの地に迎えるためであったということを知らなければなりません。ですから、イエス様が亡くなったのちに再臨時代を預言するのです。イエス様が家庭を築いて、氏族、民族、世界において、イスラエル民族を編成できなかったので、来るべき主がそれを成さなければならないのです。ですから、イエス様が血を流したその場に、父母として訪ねて来られた方が再臨主であるということを、皆さんは知らなければなりません。真の父母です、真の父母なのです。

 旧約時代の過ちは、新約時代に蕩減しなければなりません。旧約時代のエリヤが新約時代の洗礼ヨハネとしてやってきたように、旧約時代を蕩減するために「雲に乗ってくる」と言いはしたものの、雲に乗ってこられるのではなく、人として来られるのです。人として来られて、この地上で完成するのです。旧約時代を蕩減し、新約時代も蕩減し、成約時代をも越えていくのです。当時は、エリヤが天から雲に乗って、何か不思議な姿でやってくると思っていたのですが、実際は洗礼ヨハネとしてやってきたのです。

 再臨主が来られる前には、世界は全宗派が連合する運動を中心として、洗礼ヨハネのような存在が現れ、統合運動をしなければなりません。世界的統合運動をして、一つの世界にするのです。それで、すべて連合運動をするのです。家庭連合運動、宗教連合運動をして、世界連合体制に入っていかなければならないのです。



 所有権の概念をもってはなりません。私のものだと考えてはならないのです。完全に今日から、この第三十六回は十二の三倍数ですから、三十六家庭に立ち返るべき時となりました。それが家庭的な十二支派です。モーセの時の民族的な十二支派、イエス・キリストの時の国家的な十二支派、世界再臨時代の十二家庭、すべて必要なのです。

 周辺のすべてに対する所有権がありません。創造当時には、神様の所有でした。すべてが神様に返されなければなりません。皆さんの息子や娘も、皆さんの息子や娘ではありません。真の息子、真の娘の名を接ぎ木してあげなければなりません。今まで神様の息子や娘がいませんでした。レバレンド・ムーンによって、真の父母によって、真の息子と娘が生まれるのです。神様はすべてを失ってしまったのです。ですから、再創造しなければなりません。誰がそれをするかといえば、神様ではありません。真の父母だけができるのです。真の父母が完全に所有権を神様にお返しするのです。

 今や真の父母が家庭をすべて元に戻すのです。三億六千万双の祝福を捧げたのちには、サタンの血統を切るのです。神様が「ついに地上・天上天国で私の家庭をもつようになったなあ! これからは私が主人だ!」と宣布されるのです。本然の理想的観念が出発するのです。堕落によって失ったものをすべて取り戻すのです。再創造過程で経てきたすべての受難の道は終わり、家庭から天宙にいたるまで解放されるのです。既に六月十三日にすべて終わったのです。

 完全な種を再創造しなければなりません。完全な種が何かと言えば、真の父母の家庭です。そこに連結して、地上天国と天上天国が生まれるのです。種は同じです。変わりません。完成された真の父母がこの地に現れるようになれば、その一つの種が地に植えられることによって、育ち、花が咲き、実を結び、再び種を生産するのです。一つの種を植えて、収穫するときには、十倍、百倍に拡大するのです。その種の価値はすべて同じです。真の父母の価値と皆さんの家庭の価値が同じだというのです。

 ですから、皆さんの家庭の種を地に植えれば、真の父母の家庭の種と同様に、収穫するときは、再びその価値と同じ種が出てくるのです。代々に伝わっていくのです。永遠にその種は同じです。



 ですから、相続しなければなりません。相続して私のものにしなければなりません。国・氏族・家庭の主人になるのです。そこから愛が泉のようにわいて出発するのです。その愛の水が流れ流れて、大きな河となり、大洋となるのです。小さな支流のような家庭や氏族が集まって、大きな河のような国を築くのです。その国が集まって地上天国の大洋へと流れていくのです。

 大洋は潮流によって動きます。太平洋には四千五百マイルを流れる黒潮というのがあります。大洋とは別にそのような潮流が流れているのです。それと同じです。天の王権を中心とした中心の潮流、主流が天国の皇族なのです。それが移動、循環することによって、周りもそれについていくのです。すべての被造物、家庭がつられて動くのです。ですから「ワン・ワールド・アンダー・ゴッド(One world under God :神様のもとに一つの世界)」、「ワン・コスモス・アンダー・ゴッド(One cosmos under God:神様のもとに一つの天宙)」を形成するのです。

 レバレンド・ムーンが絶対に必要ですか? 私個人にも必要であり、家庭にも、国にも、世界にも、天宙にも必要なのです。他から学ぶものは一つもありません。レバレンド・ムーンが教える内容にすべてが含まれています。真の愛はすべてと連結しているのです。

 ですから、今日から皆さんは所有観念、息子や娘という観念、妻という観念、自分という観念を消してしまいなさい。神様の所有という観念をもたなければなりません。今日、このような内容を宣布したのです。何によってですか? 真の愛によってです。それでこそ、真の愛が私のものとなるのです。家庭的な真の愛、国家的な真の愛、世界的な真の愛、天宙的な真の愛が、私のものとなるのです。

 家庭的な真の愛とは何かと言えば孝心です。国家的な真の愛は愛国心です。世界的な真の愛を代表するのは聖人、天宙的な真の愛を代表するのは聖子です。家庭から天宙までの愛が私のものになることによって、霊界に行って「堕落する前にアダムが願っていた以上の天宙世界を再創造してください!」とお願いすれば、神様が「よしよし、分かった!」と言われるのです。ダイヤモンドの服も問題なく、数万名を集めて晩餐会を開くことも問題ないのです。信じられますか? 考えたならば、そのとおりに現れる理想世界なのです。晩餐会が終わり、残ったごみも一瞬にして消えてしまい、きれいに片付くのです。元の場所に戻っていくのです。どんなに便利か分かりません。

 先生はそのような世界をよく知っているのです。ですから、サタン世界がどんなに反対しても、関係ないのです。怨讐だとは考えません。真の愛の力は、彼らよりも数次元も高いので、それを超えることは問題ありません。真の愛を知れば、怨讐をも超えて愛せるのです。イエス様も十字架上で自らを槍で突き刺した怨讐、ローマ兵のために、神様に許しを求めたのです。怨讐であるローマまでも愛したのです。

 旧約時代が私の後ろにぶら下がっています。これを切ってしまわなければなりません。その次に何ですか? 新約時代が私の後ろにぶら下がっています。息子の権威、家庭の権威を失ってしまいました。イエス様が来ましたが、家庭を失ってしまいました。この新約時代を切り捨ててしまわなければなりません。

 では今、くっ付いているのは何ですか? 成約時代です。成約時代とは何ですか? 万物も神様のものであり、子女も神様のものであり、夫婦も皆神様のものだということです。私たちの人間世界において、自分のものは何一つありません。真の父母の真の愛を中心として接ぎ木をし、万物も本然に戻り、息子も本然に戻り、夫婦も本然に戻ったのです。

 では、それらをすべてもった神様は、何をするのでしょうか? それらを処理することは大変です。処理に困るのです。ですから神様は「私は王であるが、あなたがたは王宮をつくって、ロイヤル・ファミリーをつくって、あなたがたがすべてもちなさい。すべては私の所有であり、私の息子と娘であり、私の家庭であるが、すべてをあなたがたの家庭に相続してあげよう!」と言われるのです。王に代わる家庭の夫婦となり、王に代わる息子、娘となり、王に代わる所有権をもって、神様に代わる主人の役割を間違いなく果たすのです! アーメン

 「私は王であるが、あなたがたはロイヤル・ファミリーをつくって、代々にわたって発展し、家庭が氏族に、氏族が民族に、それから千代、万代の王となることができる。そのような家庭の王となるならば、祝福した私よりも立派ではないか!」と言って、神様は「ハッハッハ!」と笑われるのです。それで皆さんが「ありがとうございます。アーメン!」と言えば、神様は「万歳!」を叫ばれるのです。

 ですから、すべては教会の所有にしなければなりません。郭錠煥! 家庭連合の所有権を個人から教会に移転する公文をつくりなさい。それは自分のものではありません。教会のものでもありません。国のものですが、日本や韓国のものではありません。国を超え、世界を超え、宇宙を超えて、神様のものです。神様のものになってから私のものになるという、但し書きをつけなければなりません。そのような公文をつくって世界に送り、所有権の移転時代に入るのです。

 祝福を受ける前に、所有権の移転時代に入らなければなりません。これが逆になっています。日本は責任を果たせませんでした。この者たちが、その責任を果たせなかったのです。自分の所有権をもって、皆その上であぐらをかいて、自分の息子や娘を中心として自分の妻が暮らせる生活費を残し、今まで真の父母の命令に背いてきたのです。責任を果たせなかったのです。

 今回、李相軒氏が送ってきた手紙を見ても、イエス様を含めたすべての人が、真の父母が来て霊界を統一することを願っている、という内容がありましたね? どれほど待っていることでしょうか? その日が待ち遠しいのです。「真の父母という方が来てくださったら、ああ、地獄の門が解放されるのに……」と言っているのです。それで今朝それを宣布したのです。

 祝福家庭の息子や娘をすべて神様の所有とし、先生が祭司長となって、裂かずにそのまま祭壇の前に、神様の前に、真の父母と共に奉献するとしたならば、皆さんはそれを願うでしょうか、願わないでしょうか? 願うのです。それが皆さんの正直な思いなのです。世界の祝福家庭を、解放的な天国に直行できる家庭として連結するには、真の父母がいなければならないのです。それを願いますか? 目、鼻、口、細胞まで、数百兆の細胞まで、両手、両腕まですべて天の前に……。皆さん、間違いなく約束するのです。皆さんが教会に任せた所有は国のために使いますが、任せた所有を先生が容認して、売って使っても構わないのです。歴史上はじめて天の国が出発するのですから、そこに皆さんの財産となるすべてを捧げるのです。それは皆さんの財産ではなく、神様の財産になるのです。どれほど光栄でしょうか。

 では、皆さんは今日帰って、皆さんの財産、皆さんの息子や娘、皆さんの夫や妻を、すべて天のものとすると、夫妻でサインをするのです。今後、決められた用紙が出るのです。そのように教会の所有として移さなければなりません。しかし、その所有は教会で勝手に使うことができません。教会の所有までもプラスして、国を復帰する運動をしなければならないのです。すべてを国の所有として捧げなければなりません。さらには、その国の所有を世界の所有にしなければならないのです。三回です。

 教会の所有になれば、国の所有にします。国の所有になれば、世界の所有にします。世界の所有になれば、さらには天宙の所有にするのです。天宙の所有になれば、神様の所有にします。それから神様の所有が、私の所有となるのです。アーメン! これっぽっちの小さなもので世界を接ぎ木して、世界をもつことができるのです。それをはっきりと知らなければなりません。

 それで家庭の所有を教会に任せるのですが、それは教会のものになると同時に、教会を超えて国のもの、国を超えて世界のもの、世界を超えて宇宙のもの、宇宙を超えて神様のもの、神様を超えて私のものとなるのです。所有権を移転させて、主人のもとに行かせるのです。

 その所有を、真の父母の家庭のために使いたいですか、真の父母の国のために使いたいですか、天上天国の神様のものとして使いたいですか? どうですか? 皆さんの所有を任せるならば、世界を超えて宇宙のもの、宇宙を超えて神様のもの、神様を超えて私のもの、このようになるのです。自分自身は小さなものを捧げますが、そこには国が付加され、天宙が付加され、神様までが付加されて、私に相続されるのです。どれほど次元の高い相続者になることでしょうか! 神様以上の主人になるのです。

 皆さんは地上にいるときは有限なのですが、無限の神様や見えない永遠の世界と関係を結んだときには、時代を超越して相対となるので、神様からすべてを相続することができるのです。なぜならば、神様は真の愛のセンターであり、真の父母だからです。神様の望みはそれ以外にありません。神様は既にすべてを創造しておかれました。皆さんは地上で生きながら楽しんで創造生活したすべてを、天国にそのままもって入っていくことができるのです。それは皆さんのものになるのです。アーメン!

 「万歳! 万歳! We will do it! (私たちはやります)、I will do it !(私はやります)」と言わなければなりません。神様の恩寵が共にありますように!

 これから「奉献転換式」のプログラムを始めます。 ここに日本から来た四十名が立ちますが、長女十二名、次女十二名、三女十二名、三十六名です。その次に、アメリカ四十名、韓国の十二名です。そうして整列します。日本人が二十名ずつ二列に並び、その前に三か国(台湾、フィリピン、カナダ)の十二名ずつが立ち、その周りにアメリカ人四十名を立てて、一番前に十二名の韓国人を立てなさい。

 このドアはすべて閉めて、他の者は皆出るように。こちら側のドアもみな閉めるように。早く出なさい。のぞき見してはいけません。あちらの後ろのドアは閉めなくても結構です。至誠所の門と同じですから、開けておいても構いません。完全に開けておいても構いません。関係のない者は入ってはいけないと伝えなさい。

 「奉献転換式」、一九九八年五月二十六日「すべての存在と歴史的事件の主人は神様なり!」これは歴史的な事件です。私たちがこのように何人か集まって、真の父母がこのような役事をするというのは歴史的なことです。真の父母は公的な人間です。横的な面でも公的であり、縦的な面でも公的です。ですから、横的な世界において祝福家庭が終わるときに……。

 今年の年頭標語は「真の神様を絶対に誇り愛することは三億六千万双の祝福完成とサタン世界の血統断切」です。これは歴史的な宣言です。これは世界史的な宣言なのです。神様がどれほど心の中で、この日を待ちわびてこられたかを考えなければなりません。慟哭すべき時間なのです。

神様は父母として 、父母の国がなければならず、長子の国がなければなりません。そこで出てきたのがイギリスです。カインとアベルの立場の国が、母の国であるイギリスと一つになって、父母の国をつくり、子女の日を制定していたならば、統一天下になっていたのです。しかし、キリスト教文化圏が反対しました。キリスト教が反対したのです。
 旧約時代にイエス様が来て、新約時代の出発をしようとして反対されたように、来られる主の家庭的な理想が完全に破綻させられたのです。荒野に立ってこれまで……、家庭的な荒野路程の四十年において、すべてが分かれてしまったのです。地球星に成約時代が来たので、地球星をすべて天の国として立てて、王権と王宮を回復してこそ、創造理想を願っていたアダムの失敗を復帰することができるのです。そのために、イエス様を立てて国の成就、世界の成就まで延長してきたすべてが終結することによって、神様の解放、真の父母の解放を中心とした地上・天上天国の王権を中心として、このみ業が終結するのです。その終結のための最後の準備式が「奉献転換宣布式」なのです。奉献転換宣布式です。今、ちょうど二時です。

 今、真の父母を中心としてこの式をするならば、真の父母が共に立たなければなりません。それを復帰の過程に連結するためには、長子と母が一つとなり、真の父母を復帰しなければならないのです。それでこそ奉献式が終わるのです。そのような過程を経なければなりません。

 まず天の前にあいさつして「奉献式を宣布いたします」と言います。奉献式は、先生が神様の代わりに立って、お母様がこのすべてを代身した母の立場に立って「全体を奉献いたします」と言わなければなりません。その次に共に立って、韓国が「国、南北全体を奉献いたします」と言い、日本もまた「全体を奉献いたします」と言わなければなりません。このように奉献したことを中心として父母の国……、父母から始まって、父母の国を中心として、父母の前に「長子圏が一つになって奉献いたします」と言うのです。このようにして百八十五か国を代表した全体が、父母圏と長子圏と一つになれば、世界がすべて統一されるのです。

 (「長子圏の次に、娘の国も奉献いたしますと言うのでしょうか?」)。娘の国もすべて入ります。(「長子圏がするときに、奉献いたしますという言葉を一緒に言うのでしょうか?」。日本がやるときに、三つの娘の国が共にやり、アメリカが長子権を中心としてやるのです。日本が責任を果たせなかったので、三人の娘が必要なのです。それでは二時なので、式を始めましょう。お母様、神様の前に祈祷しましょう。

   祈祷

 愛するお父様、今日一九九八年五月二十六日、「真の万物の日」の午後二時を期し、真の父母を中心として、父母としてこの地上でなすべき蕩減的な峠をすべて越えることとなりました。一九九九年二月十三日の三億六千万双の祝福を中心とした一年七か月後には、三億六千万双全体が……、この父母の国と長子権の国が一つになって、全世界が方向を整えて一つの国、宗主国を訪ね、天国に向かって直行する高速道路に乗るべき時代となりました。

 ここにおいては地獄が解消され、嘆いていた全人類、天上と地上世界の人々が解放される時代をもたせてくださいました。天が真の父母を愛することによって、今や父母の国を立てて長子権の国を決定したので、韓国の十二名、日本の三十六名を中心としたエバ国家、母の国家が責任を果たせなかったことを、三人の娘の国と一つになることによって四位基台的な基準を復帰し、天使長世界となったアメリカをついに祝福できる時代となりました。

 今、韓国と日本と台湾とフィリピンとカナダとイギリス、そして第二次世界大戦に属していたすべての国々が合わさり、そこに加担して勝利の統一を願ってきたことを、第二次大戦直後に真の父母を中心として築くべきであった統一王国時代を失ったことを……、家庭的な王国を編成するために、祝福の道を開拓してきた真の父母の苦労に、手をかしてくださったお父様の前に心から感謝申し上げます。

 夢のような事実を開拓する路程を、お父様が苦労して開拓されたその日々を私は知っております。誰も知らないこの道を、お父様……、峠を越え、山を越え、大洋を渡り、大陸を渡り、このみ旨を成すために統一家の人たちが、どれほど冷遇され、涙を流してきたことでしょうか。この涙の功をお見捨てにならないお父様の愛に基づいて、真の父母の国を条件的に代わりに捧げ、子女の国をも代わりに捧げ、キリスト教を中心とした統一王国圏を立てることのできる、解放的な世界に前進するようになりました。

 これによって南北統一はもとより、日本と韓国が一つの国になり、台湾とフィリピンとカナダが人種を超越して一つになったその基準の上に、アメリカを中心として一つの家庭的な子女の因縁をアダム家庭で立て、神様の愛をすっかり受けた上下の愛、左右の愛、前後の愛、家庭的な理想の愛の基準を中心として定着できなかったすべてを、天下の国々を中心として再び安着させることのできる、そのような基盤を真の父母が宣布し、これを成就させた基盤をお父様の前に奉献いたしますから、お受けくださいますよう切にお願い申し上げます。

 今やお母様が、韓国の十二名と母の国である日本を中心とした台湾、フィリピン、カナダの三十六名と天使長国までを連合させて、ついにお母様と一つになった場を築きました。この二つが一つになった基盤の上に真の父母と一つとなり、神様の前に父母と子女が一つになった、全体の条件的勝利の限界線を越えられる約束の時を迎えながら、このような式を執り行いますので、快くお受けくださいますよう切にお願い申し上げます。過ぎゆくすべての条件が、歴史的な宣言となり、摂理史的な勝利の盾となり、愛の主権完成の世界へと家庭を超え、国家を超え、天宙全体に神様が自由に往来することができ……、サタン世界の痕跡を取り除いて、解放的な全体圏の中で愛の覇権をもった主権によって治めることのできる、愛の大王とならせてくださいますよう切にお願い申し上げます。このような「奉献転換式」を宣布いたしますので、お父様……、お受けくださいませ。真の父母のみ名によって重ね、重ね、重ねて、宣言、宣言、宣言、いたします! アーメン、アーメン、アーメン!

   み言

 さあ、お母様、こちらに来なさい。では、お母様が前に立ちなさい。韓国と日本が、このお母様と一つにならなければなりません。母の国と父の国が一つにならなければなりません。天使長復帰型の立場において、今やアダム中心線を越えたのです。日本の国と韓国の国が父母の国です。今や祝福したので、これを再び奉献しなければなりません。言葉でなく、実際に奉献をするには、日本と韓国の兄弟たちが一つにならなければなりません。

 ここに(板書されながら)何がぶら下がっているかと言えば、三人の娘がぶら下がっています。台湾、フィリピン、カナダがぶら下がっています。それは何でしょうか? 日本は今回、責任を果たせませんでした。韓国に対する責任を果たせませんでした。韓国は祖国光復の道です。韓国という国があってこそ、日本という国があるのです。韓国と日本が天の前に安着してこそ、アメリカがあるのです。これは祝福家庭の国を指すのです。それができなかったので、これを家庭を中心とした祝福基盤として、日本と韓国が父母の国になるのです。そこに天使長だったアメリカが、長子の国になるのです。これはキリスト教文化圏なのです。

 真の父母を中心として興進君と、その次には統一教会の祝福家庭、霊界の祝福、地上の祝福が、世界の限界線を越えることによって、キリスト教の次子の立場に立って、キリスト教祝福の世界化時代へと移行していくのです。そのようになることによって、霊界には真の父母のアベル的な祝福家庭である興進君がいて、地上には祝福家庭であるアベル圏があるのですが、霊界にはそれがありません。それで、イエス様を祝福してあげたのです。ですから、カイン圏である地上のキリスト教を統合する運動をして、キリスト教が今回の祝福を主導しなければならないのです。びりになってはならないのです。

 ですから、アメリカにおいては六月までに三つの教団の十二万家庭が祝福を受けるのです。これが十二数です。祝福教育を受けるようになっています。ですから、経費は自分たちが払って、真の父母も助けてあげるのです。アメリカも助けてあげるのです。その三つの条件を合わせて、六月までに何としてでも完成しなければなりません。そうなれば、キリスト教文化圏の体質が完全に改善されます。祝福家庭へと向かっていかなければならないのです。

 最もきびしい立場にあるのがアメリカです。兄弟の破綻、青少年の破綻、家庭の破綻が起こっているのです。全く系列がありません。父母もなく、おじいさんもなく、すべてがないのです。三大完成圏が完全に破壊されたのです。アメリカのキリスト教がこのようになってはならないのです。既に四十年前に祝福を受けなければならなかったのに、それを失ってしまったので、先生が荒野に行って、その位置を取り戻し、家庭を連結して接ぎ木するという、このような解放圏をつくったのです。それで父母の国、長子権の国が立てられたのです。

 これらの国が一つになれば、アメリカの経済圏であれ、何であれすべてが……。クリントン大統領、彼は偽者ですが、外的な面を再び祝福してあげるのです。日本が主導的な役割を果たせなかったので、人れ替わるのです。そのようにして、日本がアメリカに従わなければならない立場に立つのです。

 ですから、アメリカが模範にならなければなりません。キリスト教が動くようになるとき、キリスト教に伝統を植えることのできる……。今、統一教会の人々は、今日の奉献式のように、万物の所有、子女の所有、夫婦の所有の全体を天の前に捧げるにあたり、アメリカ式の考え方を脱して、真の父母が伝える天の心情と一体となり、奉献できる模範的な伝統を立てて、キリスト教を新たな第二次革命の基地とし、天の王国と地上天国を復帰する功臣になるべき、長子としての役目があるのです。

 すべてをお母様が収拾して一つになり、真の父母と一つになり、再び天の前に連結するようにしなければなりません。その式を挙行しなければなりません。お母様、後ろ向きになりなさい。

 よく聞きなさい。真の父母と中心です。さあ、先生について言いなさい。真の父母を中心として、皆さん韓国人は絶対信仰!(「絶対信仰!」)。絶対愛!(「絶対愛!」)。絶対服従によって!(「絶対服従によって!」)。地上の国と天国を完成することを宣言いたします!(「地上の国と天国を完成することを宣言いたします!」)。

 日本の食口も同じです。絶対信仰!(「絶対信仰!」)。絶対愛!(「絶対愛!」)。絶対服従によって!(「絶対服従によって!」)。エバの国、母の国を!(「母の国を!」)、真のお母様と一つになって!(「真のお母様と一つになって!」)、天に奉献しようと思います!(「天に奉献しようと思います!」)。アーメン!(「アーメン!」)。この台湾の十二名は長女の立場であり、フィリピンの十二名は次女の立場であり、カナダの十二名は三女の立場にあるのです。この三人の娘は、「日本と完全に一つとなり、父母の国のあらゆる未完成な内容を蕩減復帰し、お母様の行く道の前に遜色なく、完成いたします!」と言わなければなりません。完全に一体となることを宣言いたします!「アーメン」と言いなさい。(「アーメン!」)

 その次に、周りにいるアメリカ人たちは、国家のあらゆる権限をもって、今、父母の国や、世界の国を保護しなければならないのです。台湾やこのような国々は、力がありません。国の主権がないのです。しかし、この世のカイン的な国家は長子権を代身した力をもっているのです。ですから、弱小国家を保護して、この理念を数多くの国の前に、父母の伝統と長子権の伝統を植え付けることに責任をもちなさい。これからは、そのような責任を果たさなければなりません。

 ですから、アメリカの統一教会の人たちは、自分の所有やら何やらすべてを母の国を通して、アダムの国を通して、真の父母を中心として返還するのです。そうすることによって、共有財産、つより天の公的な機関、学校機関、国のあらゆる公共機関の準備を始めなければならないのです。このように各家庭が税金を納めるべき時が来るのです。

 それで、そのような条件の出発として……。しっかり聞きなさい。この道は、ただ単に行ける道ではありません。蕩減の道を行かなければならないのです。蕩減です。ですから、いかなる家庭も、皆行かなければなりません。そこで、女性が再び登場するのです。これまでは女性が軸に入れませんでした。そのような意味で、三人の娘もなかったのです。女性を中心として見ると、家庭において父母を中心として息子と娘がいれば、娘にも蕩減条件の数を付加しなければならないのです。四位基台を中心として見れば、娘がいて、息子がいて、母親がいて、父親がいるのです。これを統一的な基準で束ねなければならないのです。このような祭物的な条件によってです。

 娘はアメリカの長子権のもとにありよす。娘を中心として十二数の蕩減基金を払わなければなりません。それは皆さん自身の意志によります。十二数というのが条件です。娘をもった統一教会の食口は誰であれ、十二数を条件として娘を蕩減させるのです。娘の解放を中心として十二数を越えていくのです。息子は十二数を中心としてその圏外にあるので百二十数です……。祭物基金として、息子や娘、父親や母親に代わって、蕩減基金を真の父母に献納しなければならないのです。

 そうすることによって、真の父母が今までに立てたはしごをみな上っていけるのです。解放圏に立つことができるのです。そのような過程を通して祝福家庭は皆そのようにしてから、国を中心としてはどうするのでしょうか? 祝福家庭は家庭全体を代身して、献納しなければならないのです。家庭が上っていかなければなりませんね? 息子と娘が上っていきましたが、その上に家庭が上らなければならないのです。家庭が連結しなければなりません。家庭全体が奉献しなければなりません。蘇生的な家庭を中心として、長成の位置に上っていかなければならないのです。

 その次には氏族編成です。氏族が入籍するときにも奉献しなければならないのです。血の汗を流してでもです。ですから、これから七年間、奉仕生活をしなければなりません。国を中心として新しい七年の過程を経なければなりません。

 皆さんは祝福を受ければ、長成期の完成級ですが、真の父母のような七年路程を行かなかったのです。それを越えるために、七年間を中心として、祝福家庭は一族が共になって、越えていかなければなりません。その次は国です。国が天の国に編入するときにも奉献しなければならないのです。六大大陸が編入するときにもそうです。さらに、全世界の統一時代が来れば、天の前に奉献しなければなりません。そのようにしてこそ、すべての祝福家庭、国や六大大陸が、解放される時代へと移行していくのです。それが税金です。蕩減条件税金なのです。

 地上に天国が築かれれば、税金をもらいに回る必要もなく、税金を払う必要もありません。自ら天の民として、自分の収人の三〇パーセントさえ払えば、すべての税金は免除されるのです。払わなくてもいいのです。そのような時代になるのです。三・七制です。地上での七千年の七数を完成するのです。その上に三数を連結させて十数をつくるのです。十数は帰一数です。神様の理想的な世界の出発から、完成的な天に帰って、帰一数に再び戻っていくのです。

 ですから、祝福も世界化の時代を迎えて、三万双の蘇生を中心に、三十六万双の長成、三百六十万双の完成を中心として、下っていくのです。三千六百万双も霊界の協助ですべてを越えました。四千万という条件をもって乗り越え、すべて三億六千万双時代に着地しました。着地したので、整理しなければならないのです。

 三億六千万双という、この世の家庭を完全に統一教会の主流思想にしなければなりません。このようにして、サタン圏の血統を断切できる時代へと移行するようになったのです。このような内容をはっきりと知って、帰ってから実際にそのように行動を始めなければなりません。これを催促されるようではだめなのです。

 ですから、これから百八十五か国には、このような準備をするために、天を代表し得る伝道機動隊をつくらなければなりません。教会の伝統をうち立てる伝道機動隊です。霊肉を統一させる伝道機動隊の活動を中心として、統一家の二世たちは皆、どこに行っても借りをつくらず、世話にならず、逆に世話してあげられる伝統を立てていかなければならないのです。そのような為に生きる勝利の基盤に応じて、神様は地上で解放的な行動を開始することができるのです。「アーメン!」となるのです。

 その次に問題になるのは何でしょうか? 先生がこれまで苦労して築いたものを、売り飛ばしてしまわなければなりませんか、保護しなければなりませんか? 保護しなければなりません。先生がもし霊界に行ったならば、どうするのですか? 保護しなければなりません。どんな困難があっても保護しなければなりません。これまで先生が韓国で血と汗を流して築いてきた、すべての所有権が侵害されれば、全体が問題になるのです。

 先生を中心として、これまで準備した所有権、その所有権の全体が侵害されてはなりません。いかなる困難があっても、侵害されてはならないのです。日本の国を売ってでも、皆さんの家庭を犠牲にしてでも、それを守らなければならないのです。どんなことがあっても、天的なものとして神様に奉献したものを再び売り払うことはできません。

 今や国家的メシヤを代表として、今それをなしていくのです。このような原則を中心として、生きるか死ぬかが問題ではありません。独裁者以上の厳格な指令を下して、行動を開始し、このみ旨を完成するのが神様の願いなのです。銃や剣の前に死んでいく以上、脅迫の前に死んでいく以上の環境圏において、真の父母に指示された以上に決意する立場に立って実践し、行使してこそ、天国の民として入籍するのにふさわしいのです。そうでなければ問題になるのです。そのような伝統をはっきりと残さなければなりません。

 お母様が前に立ちなさい。気をつけ!

 韓国と日本、そして三人の娘と長子圏全体は、お母様と完全に一つになって、真の父母の前に奉献することを願います。アーメン。(「アーメン」)。アーメン。(「アーメン」)。アーメン。(「アーメン」)。先生が快く受けて、これを天の前に奉献しなければならないのです。

  祈祷 二

 愛するお父様、今日一九九八年五月、万物が生い茂るこの五月を中心として二十六日、この時間に真の父母の国を代表した父母の実体を中心に、父母の国と父母の国のいたらなかったすべてを連結する三か国の娘の国と、その家庭を取り囲んで保護すべき天使長の立場にあった国が長子圏の立場に立ち、霊界と肉界が分裂したままであった今までの歴史時代は、長子圏が次子を打ってばかりいましたが、今や次子がなくなり、長子だけが残りましたから、絶対的な真の父母の権限を代行できる長子の責任を果たせるようにしてください。

 真の父母は心情を中心として彼らを教育して伝統を立てることを行い、アメリカの長子圏は、国の環境的な与件を解決する責任を天の前に果たす決意と忠誠を誓いましたから、快く受け入れてくださいませ。父母の国を代表した代表者、三か国の娘の代表者アメリカ全体が今やお母様を中心として、真の父母の前に組み合わされた全体を真の父母のみ名によって成そうと思います。

 エデンで堕落することによって偽りの父母が生まれたときに、万物と子女、すべてを失いました。真の父母を中心とした旧約時代・新約時代・成約時代の完結を中心として、天が天地父母を安着させられる時代を発表することで、天の家庭と天の父母たちが定着できる時代を迎えました。父母の名前で父母の国を策定し、三人の娘と共に足らないところを補い、完成させることを決意し、娘たちを犠牲にすることがあっても、このみ旨を完結すべき世界史的な運動が残っていることを、お父様……、知ってくださり、み意のままに命令してくださいますようお願い申し上げます。

 いかなる命令であれ、女性たちが統一された世界に奉献できる道を再度歩み、先頭に立てたとしても不平を言わずに行くことができるように祝福してくださいませ。これらすべてが長子圏と一つになり、今やお母様を通して一つになり、お父様と一つになり、神様の前に横的父母の統一圏を縦的父母の統一圏として完結することによって、地上が解放され、祝福の基盤と天上解放のための祝福の世界を、興進君を中心として、イエス様を中心として、キリスト教文化圏、宗教文化圏、良心文化圏、それから世界の至るところにいるすべての悪党の群れまで、マフィアの群れまで、テロ集団の群れまでも拡大して祝福しましたから、霊界の地獄の底に行っている者たちまでが、祝福の恩恵を受けられるように門を開いてくださいませ。

 系列的な自分のレベルを中心として教育を受け、真の父母の伝統的な思想、愛を中心としたこの新しい勝利的な伝統を、地獄から天上まで立てていけるように真の父母の前に許しましたから、祝福の恩恵圏を天が直接に賜り、お受けくださいませ。

 公義のこの時間、真の父母は神様の代身、地上世界全体を代身した代表者の立場、勝利的な真の父母の立場で、偽りの父母が失敗したすべてに対して公的に責任を担い、解放することを祝福によって提示しますから、神様……、この場でそれをお許しになり、万民と万国、地上天国から天上天国にこれを宣布して、今日から解怨成就の喜びをもって天上・地上の解放の行動を開始し、あなたの国の権威とあなたの家庭の権威とあなたの民族の権威を立てさせてくださいませ。サタンを完全に屈服させる勝利の覇権をもった、地上天国へと連結されますようお願い申し上げます。

 このすべての内容を、父母の国と娘の国と息子の国を揃えて父母の前に新たに集い、「奉献転換式」を致します。受け入れてくださったことに感謝しながら、真の父母のみ名によって、すべてが勝利的な結果となったことを新たに宣布いたします。

 アーメン、アーメン、アーメン! (二九三-一三二、九八年五月二六日)



一休さんのような機知(トンチ)ではありません。

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Last updated  2023.06.17 20:38:21
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