2002年10月05日
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日本人たちの日常・・・

とにかく辛い、息苦しい、忙しすぎる、ヒマすぎる、なんだかわかんないけど、なにかを見つけたい。
面白く、楽しく、毎日を過ごしているはずなのに、ここにいる自分がほんとの自分じゃないようで、ふっと、我に返ってみても現実との距離感がふわふわしてて、つかめない。

こころも、からだも、実は、ぼくたちをがんじがらめに縛っているのは、国の決めた法律や様々な団体や施設での規則なんかじゃあなくって、罰則も明文化されたものも何もない、誰も強制したりしてないはずの『常識のルール』って、やつ。
ふだんの日常生活の中での、こうするのが望ましいと思われるという、さまざまな状況での無数のことがら。

お箸の持ち方に始まって、トイレのマナー、満員電車の中、上司との言葉遣い、お金の貸し借り、恋愛のルール、せっくすのたしなみに、ご近所づきあい、友達づきあい、授業中の態度、街の歩き方、ごめんなさいの頭の下げ方。

どんなパソコンも敵わないような処理速度で、いつも最善の方法を無意識に探りながら、ぼくたちの脳細胞は毎日を過ごし、気がつくと過負荷のために息が詰まりそうになっている。

楽園への石門。


ひとに好かれつづけるためには、がまんしなきゃいけないこと。
より多くのお金を手にするために、やりたくないのにやらなきゃいけないこと。

シアワセだと思い込もうとして、自分で自分にウソをつきつづけること。

計算しつづけなくては、生きていけない日常に窒息しそうになったときに。
どうしてるんだろう?
みんなは・・・

旅の動機って、案外こんなカンタンなところから始まってるものもあるような気がする。

初めての夜明けのアンコール遺跡中心部

ぜんぜん日本語の通じない辺境の旅先で、よくでかい声を張り上げて、奥田民生のこの唄を自己陶酔しながら唄う。
島を巡るフェリーのデッキなんかでも、潮風にさらされて、実に良い気分で唄うことが出来る(笑)そんな時、何度かいるかの群れがジャンプしながら出現して、船の速度に合わせて併走してた・・

全部だと悪い気が(もち、著作権)するもんで、「さすらい」の一部を。

さすらおう この世界中を 
ころがり続けてうたうよ 旅路の歌を

まわりはさすらわぬ人ばっか 


風の先の終わりを見ていたらこうなった
雲の形を まにうけてしまった

さすらいの 道の途中で 
会いたくなったらうたうよ 昔の歌を

人影見あたらぬ 終列車 


海の波の続きを見ていたらこうなった
胸のすきまに入り込まれてしまった

誰のための 道しるべなんだった
それを もしも 無視したらどうなった

さすらいもしないで このまま死なねえぞ

石畳の橋から西楼門を抜けると神殿への参道





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最終更新日  2002年10月05日 20時10分25秒
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