セレンディピティ

セレンディピティ

祗園精舎

祗園精舎の鐘の声

諸行無常の響きあり

娑羅双樹の花の色

盛者必衰の理をあらはす

奢れる人も久しからずや

唯春の夜の夢のごとし

猛き人も終には滅びぬ

偏に風の前の塵に同じ


祇園精舎の鐘の音には、

諸行無常すなわちこの世のすべての現象は絶えず変化していくものだという響きがある。

沙羅双樹の花の色は、

どんなに勢いが盛んな者も必ず衰えるものであるという道理をあらわしている。

世に栄え得意になっている者も、その栄えはずっとは続かず、

春の夜の夢のようである。

勢い盛んではげしい者も、結局は滅び去り、

まるで風に吹き飛ばされる塵と同じようである。




© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: