Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2011/05/07
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カテゴリ: グルメ
 黄金週間の一日、神戸の懐石「かなやま」へ晩御飯を食べに行きました。先般、この日記で紹介した 「植むら」 もそうですが、神戸には最近、いい仕事をする美味しいカウンター割烹のお店が増えています。
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 八寸です。とても美しい盛り付けです。五月らしく、ショウブの小花が添えられています。



 内容は、ホタルイカの干物、ホタルイカの酢の物(ゼリー寄せ)、鯛の身五目寿司、アマゴの南蛮漬、イタヤ貝の鯛のワタ塩辛のせ、モロヘイヤのおひたし

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 お刺身は、中トロ、ヒラメ、カンパチ、トリ貝、シロエビ(今が旬の富山産!)でした。


 この後、碗ものが出ました。あさりのしんじょと玉子豆腐の汁ものでしたが、すぐがっついてしまったので、写真撮り忘れた!(すみません!)

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 四品目は、マナガツオのタレ焼き。新ごぼうとミョウガ、サツマイモ、バチコが添えられています。


 バチコは、なまこの卵巣を塩漬けにした干物(高級珍味)ですが、軽くあぶると風味が増します。めちゃ旨い! 日本酒にとても合います。

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 これはタケノコの炒(い)り出し。小芋やシイタケも一緒に。炒り出しって言っても、まぁ揚げ出しに近い感じ。




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 「かなやま」の名物は何と言っても、締めに出される炊き込みご飯です。しかも5種類から選べるのです。


 この日は、定番の鯛めしのほかに、桜エビとタケノコ、穴子と新ゴボウ、梅干しとシラス、鶏そぼろと新ショウガというメニューでしたが、我が家は桜エビと、穴子の2種にしました。

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 程よい大きさの土鍋で炊くので、御飯も具もふっくらして、本当に感動する美味しさです。この炊き込みご飯だけでも食べに来る値打ちがあります。


 一人前は結構な量がありますが、ご安心を。残ったら、おにぎりにしてお持ち帰りにしてくれます。嬉しいなぁ。


 炊き込みご飯には赤だしとお漬物が付きますが、この日は泉州の水茄子をちょうどこの夜に食べ頃になるように漬け込んだのが出ました。心憎い配慮が最高。最後にはデザートが出ますが、日替わりの3種から選べます(僕はきな粉をかけた黒糖のシャーベット=これも美味!=を頂きました)。


 料理のお供に頂いたお酒は以下の3種。もちろん、東日本大震災での復興支援を願って選んだ銘酒です。福島・二本松の「大七(だいしち)」、茨城・笠間の「山桜桃(ゆすら)」、宮城・塩釜の「浦霞」です。いずれもキレがよくてフルーティな美酒でした。茨城の酒蔵は、比較的被害は少なかったのですが、風評被害で出荷がままならず苦しんでいるとのこと。そういう酒蔵も応援してあげたいです。
 「かなやま」はお昼もやっていて(要予約)、炊き込みご飯も付いていますので、皆様、三宮へお越しの際は、ぜひ一度お越しください。
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【和懐食・かなやま】 神戸市中央区中山手通1-9-11 パインビル2F 電話078-393-1566 午前11時半~午後2時(前日までに要予約)、午後5時~10時 日休(なお、店内は全面禁煙です)夜コースは5250円と8400円の2種(我が家が頂いたのは8400円のコースです)


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Last updated  2011/05/08 12:08:19 AM
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kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

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