ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Mar 4, 2006
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「プチ優越感」

 今日の練習では、最後に「お口直し」にモーツァルトをということで、ピアノのセスの勧めるままK502を弾きました。僕はモーツァルトのトリオをほとんど知らないので、もちろん初見です......。

 1楽章: タンタララランタンタンというリズムがピアノとバイオリンに何度も出てきて、クセになるぐらいハマってしまう。でも、チェロには出てこないのでかわいそう。

 2楽章: きれいな曲なのですが、トリルとかターンとか32分音符とかが満載の、ゆっくり三拍子。こういう楽章を初見で感情込めて弾ける人こそホンモノだと思います。

 3楽章: いい感じ。今日はゆっくりめに弾いたのですが、快活にちゃんと2拍子でめりはりつけて弾くとすごい楽曲に仕上がる予感がしました。

 僕は今までモーツァルトのトリオには全く興味を持ってなかったのですが、こんなに楽しいものだとは知りませんでした。チェロのオブリガート付きバイオリンソナタという感じは否めないので、たぶんセロ弾きさんはそんなに好んで弾きたがらないかもしれませんけど、バイオリンにとっては楽しいから、まぁいっかってことにさせていただきます。

 なにしろ、今日の練習ではチェロのエーブリー氏にこてんぱんに負かされてばかりでした。バイオリンが活躍する曲で締めることができて、プチ優越感に浸れました。
 この三名で引き続きトリオを練習していくかどうかは結局は決まってません。エーブリーは「じゃ、また連絡するから」とは言いつつも、僕に連絡先を尋ねるでもなく、さっさと帰ってしまいました。僕としては、彼のような経験豊富なチェロ弾きと今後も一緒に弾けたらいいなとは思うのですが、自分が彼のおメガネに適ってるかどうかは極めて疑問です。





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最終更新日  Mar 8, 2006 11:30:53 AM
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