ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Mar 31, 2006
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「ちゃ、ちゃらちゃっちゃらちゃ、ちゃーりらー」

 今日は、マイク、ジェーン、ケーティーとともに弦楽四重奏の練習をした。バイオリンのNさんの退団に伴い、当初弦楽五重奏の予定だったのを急遽四重奏に変更したのだ。このメンバーで一ヶ月後のパーティーで演奏するのだけど、四月は四名の予定がほとんど合わず、ゆっくり吟味しながら曲を選んでいる暇がなさそうなので、メインの曲目はモーツァルトの「狩り」に強引に決定。本番では、クラリネット奏者を加えての五重奏なども演る予定。

 「狩り」は、僕は特に1楽章が好きで、8分の6拍子のアレグロの曲(つまり2拍子の曲)でこれを超えるほどの楽曲はないとさえ思っている。ハッピーハッピーしているお気楽な曲と思われがちだが、後半、短調になる部分とかも、一瞬だがビシッと決まると実にかっこいい。「掛け合い」や「受け渡し」も絶妙。そして、最後のほうでチェロがFの音をフォルテで8小節ぐらい「ぶぅーん」と鳴らし続けるとこがあって、その音に支えられながら曲がぐんぐん終盤に向かっていくあたり、お見事。ほんと、効果的にできた曲だと思う。
 4楽章などは聴く分には楽しいのだが、ちょっと慌しすぎて、僕の場合曲の素晴らしさを堪能する余裕がまだないのが残念。

 このカルテット、早速プロの先生にご指導いただくことになった。





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最終更新日  Apr 2, 2006 10:38:20 PM
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Es~E~F  
panna001980  さん
ご無沙汰しております。
息の長いフレーズのとらえ方・常に何小節か先を目指して進むのが難しくもあり、
でもはまるとすごく活き活きとする曲ですよね。
私は1楽章の中間部から「指が回らないかも」オーラ丸出しになります(汗)
そしてお話の「F]の音、モーツァルトでの千載一遇の、大見得を切れる場所。お気に入りです。 (Apr 6, 2006 09:47:05 AM)

千載一遇の大見得  
panna001980さん
こんにちは。
「千載一遇の大見得」とはさすがチェロ弾きさん。
僕は、いつか中間の二つの楽章にも挑戦してみたいと思っていますが、なかなか機会がありません。 (Apr 10, 2006 06:44:06 AM)

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