ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Jul 21, 2006
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「スメタナはかく語りき」

 今日の練習では、ほとんど初見ながら、最後にスメタナを合わせてみました。
 この三重奏曲、僕は存在すら知りませんでしたが、ピアノのセスもチェロのルースも、口を揃えて「室内楽オタクなら、この曲を知ってなきゃ もぐり !」とまでおっしゃるので、隠れた名曲なのでしょう。
 サクッと通してみて、次回練習するかどうかを正式に決めようということになりました。現時点では、我々三人が今後定期的にトリオを組むかどうかは決まっていないので、「次回」がほんとに来るかどうかは疑問ですが。

1楽章: バイオリンがいきなり独りで熱く語り始めるので面食らう。弓づかいが難しい。「モルダウ」川のようにいろいろと情景が変わっていく。
2楽章: これは面白い。ちょっとユーモラスなメロディーラインが、大きく波打つ音型を形成。練習すれば何とか弾けそうな感じ。
3楽章: リズムもメロディーも民族的で舞曲っぽい。純粋に楽しめるけど、どこか排他的。つまり、ボヘミア民族の血が流れてないと真に味わえないような。

 後で知ったのですが、この曲は、スメタナが亡くなった娘さんを慕って書かれた私的な音楽らしい。そう言われると、背筋を伸ばして改めてきちんと弾いてみたくなります。


 このメンバーでの「次回」があるのなら、この曲、是非とも充分に予習のうえ挑む所存です。





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最終更新日  Jul 26, 2006 07:36:26 AM
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