ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Apr 14, 2009
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 春の到来とともに突然決まったことですが、今度、近所の友だちが所属する某アマオケの本番に乗せてもらうことになってます。ビオラ弾きが足りないらしく、お声をかけていただきました。

 メンデルスゾーンの交響曲4番「イタリア」ほか、大慌てで練習中。難曲ばかり。
 ってゆーか、オケで弾くのは一年ぶりぐらいなので、身体がなまってて辛い……。

 イタリア交響曲って、パート譜をひと目見ただけでメンデルスゾーンの曲だとわかります。譜面ヅラが美しく、三連符がいっぱい。
 どこがどうイタリアンなのか、終楽章に出てくるSaltarello サルタレッロという標示の意味するところについて、本番までにちゃんと座学しとかなきゃとか思いつつも、ま、弾いてて楽しけりゃそれでいいかなとも思ったり。

 そういえば、今年はメンデルスゾーンの生誕だか没後だかの記念年。これを機にいろいろと注目を浴びる作品が出てくるのでしょうか。

 彼の曲は僕も以前から気になっておりました。あらゆる曲に「春」とか副題をつけちゃっても許されるかもしれません。
 ほかの作曲家が名曲をいっぱい書いてる交響曲という分野は、さすがに激戦区だし、メンデルスゾーンの作品はあんまり目立たないけれど、「弦楽のための」交響曲シリーズとか、ピアノ曲とか室内楽曲に名曲がいっぱい隠れてるに違いなく。

 幸か不幸か、我々バイオリンを学ぶ者にとっては、メンデルスゾーンと聞くと条件反射的にバイオリン協奏曲を思い浮かべてしまいます。あの曲の呪縛から一生逃れることはできないのは仕方のないこと。でも、メンコンさえマル無視してしまえば、それなりに親近感の湧く曲が盛りだくさん。



 極めつけは声楽曲でしょうか。「ラウダ・シオン」作品73とか、けっこう好きです。

 勝手な印象ですが、ヘンデルが時代を超えて生まれ変わったら、メンデルスゾーンみたいな曲を書くんじゃないかと思います。


perlman mendelssohn.jpg パールマンとメータの弾くメンコン(動画)





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最終更新日  Apr 16, 2009 11:57:12 AM
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