ほんやく☆こんにゃく

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ちゃしー

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July 6, 2008
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カテゴリ: 翻訳
せっかく6月中に翻訳・勉強し終わったのに、なかなかブログに書けません
今週はいろいろと予定があって忙しかったです。楽しい出来事ばかりでしたが

日常のことはもう一つのブログ、 ☆うま・馬・ウマ☆ に書いているので、
もしよかったらのぞいてみてください
フリーページからも行けますよ~
(さりげなく?ブログアピールです)


さて、本題の「大きな森の小さな家 第1章」。
勉強になったところ、疑問に思ったところはあと2つです。


(英文)Now the potatoes and carrots, the beets and turnips and cabbages were
    gathered and stored in the cellar, for freezing nights had come .
(訳文)もう、ジャガイモもニンジンも、大赤カブも大カブもキャベツも、みんなとりいれて、
    地下室にたくわえてあります―― なにもかもが凍ってしまう夜がすぐにくるからです
( 私 ) 夜は凍りつくような寒さになったので 、今はもうじゃがいも、にんじん、赤かぶ、
    かぶ、キャベツは収穫され、地下室に貯蔵されていました。

 訳文がまちがっているんじゃないか、と思ったところにはアンダーラインを引いています。
 英文を見ると、主節は過去形、従属節は過去完了になっています。ということは、
 この文では従属節の内容は主節の内容よりも前に起こったことのはず。
 なのに、訳文では従属節の内容がこれから起こることのように書かれています。
 私の読み取り方が間違っているのか?
 訳者が、訳の方針としてわざとそうしているのか?
 それとも、訳者が単に間違っているのか?
 どうなんでしょう。

もう1つは、下調べをしっかりやっているんだな~、と感心したところ。
(英文)All around the house was a crooked rail fence, to keep the bears and
    the deer away.
(訳文)家のまわりは、クマやシカが入ってこないように、丸太をジグザグに組んだ柵で、
    ぐるっとかこんでありました。
( 私 )家の周りには、熊と鹿が入ってこないように、曲がりくねったフェンスがありました。

 「crooked rail fence」だけでは、「丸太をジグザグに組んだ」ということはまったく
 読み取れません。訳者が、「大きな森の小さな家」関連の本などでいろいろと調べ物を

 (「大きな森の小さな家」の実際の家は、今も保存されています。たぶん。それに、
 「大きな森の小さな家」シリーズについての本もいろいろあります)
「空飛び猫」の記事 で、翻訳には「その情景が目に浮かび、登場人物の気持ちが
 手に取るようにわかる」ということが必要ではないか、と書きました。

 教えてもらった一文でした。


「大きな森の小さな家」第1章、楽しく勉強させてもらいました
勉強になったことは
 ・英文の細かいところまで気を配る
  (助動詞の意味、単語のニュアンス、自動詞・他動詞の違いなど)
 ・調べ物をしっかりすることの大切さ
です。

それと、もう1つ!
この本、挿絵がすごくいいんです
鉛筆で書かれていて、絵がやさしくて、あったかくて、生き生きとしていて。
ここ数回の記事で、なにかの回し者か、というくらいこの本のことを褒めていますが、
それくらい、この本が大好きです
是非、読んでみてほしいです!!
たぶんどこの図書館でも置いてあると思います


最近、「自分で翻訳して訳本と見比べる」という勉強と「通信講座」を平行しています。
それで思うのが、「通信講座」よりも「自分で翻訳して~」のほうが、よほど勉強になる、ということ。
「通信講座」が必要ないとは思っていません。むしろ、理論的に、そしてちゃんとした順序で、
ちゃんとした手法を学べるという意味で必須だと思っています。
でも、学ぶ内容量と値段を考えると、断然、「自分で翻訳して~」のほうが学ぶところが
多いような。
もしかしたら、今受講している通信講座は私には易しすぎるのかな??





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Last updated  July 6, 2008 05:52:27 PM
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