(英文)Now the potatoes and carrots, the beets and turnips and cabbages were gathered and stored in the cellar,for freezing nights had come. (訳文)もう、ジャガイモもニンジンも、大赤カブも大カブもキャベツも、みんなとりいれて、 地下室にたくわえてあります――なにもかもが凍ってしまう夜がすぐにくるからです。 ( 私 )夜は凍りつくような寒さになったので、今はもうじゃがいも、にんじん、赤かぶ、 かぶ、キャベツは収穫され、地下室に貯蔵されていました。 訳文がまちがっているんじゃないか、と思ったところにはアンダーラインを引いています。 英文を見ると、主節は過去形、従属節は過去完了になっています。ということは、 この文では従属節の内容は主節の内容よりも前に起こったことのはず。 なのに、訳文では従属節の内容がこれから起こることのように書かれています。 私の読み取り方が間違っているのか? 訳者が、訳の方針としてわざとそうしているのか? それとも、訳者が単に間違っているのか? どうなんでしょう。
もう1つは、下調べをしっかりやっているんだな~、と感心したところ。 (英文)All around the house was a crooked rail fence, to keep the bears and the deer away. (訳文)家のまわりは、クマやシカが入ってこないように、丸太をジグザグに組んだ柵で、 ぐるっとかこんでありました。 ( 私 )家の周りには、熊と鹿が入ってこないように、曲がりくねったフェンスがありました。 「crooked rail fence」だけでは、「丸太をジグザグに組んだ」ということはまったく 読み取れません。訳者が、「大きな森の小さな家」関連の本などでいろいろと調べ物を