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渋谷Bunkamura ル・シネマでのいわゆる単館上映の映画。今日も朝から5回上映していますが、夕方までの4回は満席だったそうです。
邦題のタイトルのほうが、わかりやすいですが、
映画のタイトル的には、英語の内容の方がタイトルらしいとも感じます。
アルゲリッチの娘3人のしかも父親が全員ちがう音楽家というなか、
一番年下の1975年生まれの三女、ステファニーアルゲリッチが映画監督。
スイスとベルギーとアルゼンチンの国籍だとか。(三重国籍の人は初めて知りました。)
ピアニストのアルゲリッチしか、知らないなか、今にいたるまでのドキュメンタリーは
この映画監督しかできないものでした。
お母さんの顔をしたアルゲリッチをたくさん見れました。
経歴だけ見ていると、なんでと思うことも、考えに考えたうえで結果的に今に至っていることを
よく描いてあり、アルゲリッチのピアノのBGMとともに、中盤からはとくにひきこまれていきました。
映像と場面に音楽がよくマッチしていて、絶妙でした。
別府アルゲリッチ音楽祭、東京のコンサートの様子など、映画のシーンにもあり、
実際に会場も見たことがあるので、そのときのことも思い起こしたりしました。
映画がおわってから、ちょっとしたイベントもあり、観客のなかでアルゲリッチのコンサートに行ったことが
ある人というので挙手する場面あったのですが、8割くらいの人が手を挙げていて、とても親近感を持ってしまいました。
ことばにならない感動もたくさんありますので、興味のありますかたは是非・・・。 http://www.bunkamura.co.jp/cinema/lineup/14_argerich.html
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アルゲリッチに関連する人のコンサートにいつごろ行ったことがあるのか、
メモがあるので、ちょっと追っかけてみました。
2006.4.10 スティーヴン・コヴァセヴィッチ ピアノリサイタル(東京オペラシティ)
ベートーヴェン28番&6つのバガテル シューベルト21番
(今回の映画でも28番のソナタが使われていたのがとても印象的でした。
知らず知らずに恵まれた演目のコンサートに伺っている感じがしました。)
2005.1.30 マルタ・アルゲリッチ室内楽の夕べ(サントリーホール)
(このときは、ヴィオラ奏者がリダ・チェン :映画監督の姉、アルゲリッチの長女
急にこのコンサート決まって、日本ツアー前半3回公演がアルゲリッチ風邪のためキャンセルという
ドタバタだったこともあったこと、覚えています。この映画を見て、こういう公演ができて
よかったなあと思いました。)
1996.4.16 フランス国立管弦楽団
1996.4.17 シャルル・デュトワ指揮
マルタ・アルゲリッチ(pf)
ベートーベン合唱協奏曲 リストピアノ協奏曲1番
北京21世紀劇場(16日)北京人民大会堂(17日)
(ピアニストと指揮者という普通の関係に見えましたが、
2人は1969年結婚、1974年離婚と映画のプログラムにあるので、相当たってからだということも
わかりました。)
●
BGM: シューマン 幻想小曲集 Op.73
(vn:Dora Schwarzberg, Pf: Martha Argerich)
https://www.youtube.com/watch?v=aXZ9-qIfbpo
ベートーヴェンよりもシューマン・・・と映画のなかで言っていたくだりが、ちょっと響きました。たぶんこういうイメージの曲は演じていても自然に表現できるのでしょうか。
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